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新たなトラブル対策。クラウドファンディング保険ってなに?

国内最大手の購入型クラウドファンディングサイトCAMPFIRE(キャンプファイヤー)が日本初の「クラウドファンディング保険」を開始します。

クラウドファンディングの中でも「購入型」とよばれるタイプは、まだこの世にない新しい商品を手に入れたり、体験したりすることができるサービス。しかし、通販などと違って確実に購入した商品が手に入るわけではありません。

日本でも近年、拡大傾向にあるクラウドファンディング市場ですが、それに伴って「商品が届かない」「資金調達者側と連絡が取れなくなった」などという問題が頻発する恐れがあります。そんな中、トラブルに対する不安を少しでも軽減することができるクラウドファンディング保険とは一体どんなサービスなのか?

ここでは今後のトラブル対策としても知っておきたい「クラウドファンディング保険」について詳しく解説していきたいと思います。

クラウドファンディング保険とは?

クラウドファンディング保険とは?

では早速クラウドファンディング保険とは何かということですが、簡単に言うとこれはクラウドファンディングで支援したにも関わらず、リターンがもらえなかった場合に、プロジェクトの支援者へ保険金が支払われるサービスのことです。

例えばクラウドファンディングで支援したプロジェクトが資金調達に成功した場合、本来ならリターン(お礼の品)がもらえるはずですが、プロジェクト実行者が資金を持ち逃げしたり、会社が倒産するなどの問題が発生した場合、基本的には返金をしてもらうことはできません。

しかし、そのような不測の事態にクラウドファンディング保険が適用された場合は、支援者へ支援した金額のいくらかが支払われることとなります。

▼CAMPFIREの保険の仕組み

CAMPFIREのクラウドファンディング保険の仕組み

このようにクラウドファンディングにおける詐欺やトラブルへの不安を軽減することができるサービスとして、2017年3月からCAMPFIREが東京海上日動と連携し、支援金額の80%を上限として保険金が支払われるサービスを開始するとしています。

しかもこのクラウドファンディング保険、プロジェクト実行者と支援者の双方に特別な費用が発生することがないというのが最大の特長。条件に該当する事態が発生した場合には、被害にあった支援者に対して保険金が支払われる仕組みとなっているので、利用しやすいというメリットがあります。

クラウドファンディング詐欺の事例

クラウドファンディング詐欺の事例

しかし、なぜCAMPFIREはこのような保険を開始しようと思ったのでしょうか? その背景にはクラウドファンディング市場の拡大から、今後日本でも海外同様のトラブルが頻発する可能性があると見込んだからではないかと推測。

では海外同様のトラブルとは一体どんなものなのか、ここで世界的に有名な購入型クラウドファンディングサイト、Kickstarter(キックスターター)で実際に発生したトラブル事例を紹介します。

  • 発送予定を過ぎても支援者に商品が届けられない
  • 支援者に曖昧に返信し続け最後には音信不通になる
  • 会社が倒産して商品を手に入れることができない

関連記事:トラブル続出!?Kickstarterの失敗・返金事例まとめ

日本ではまだあまり耳にしませんが、このように海外では実際にクラウドファンディングによるトラブルが頻発しています。もちろん、これはクラウドファンディング自体が詐欺だというわけではなく、新しい商品の開発やサービスの提供など未知の可能性を持っているクラウドファンディングを悪用する人達がいるということ。

非常に許しがたいことですが、今後日本もさらにクラウドファンディング市場は拡大することが予想されており、利用者の増加が見込まれます。それに伴って通常のプロジェクトに詐欺まがいのプロジェクトが混じっている可能性があるので注意する必要があるでしょう。

▼詐欺に関する詳しい解説はこちら
クラウドファンディング詐欺の手口と対策

しかし、このような悪質なクラウドファンディングへの新たな対策として、非常に心強いのが先程紹介したクラウドファンディング保険です。

せっかくのクラウドファンディングを楽しく利用するためにも、このような不安を軽減してくれるクラウドファンディング保険があるサービスを利用することが、今後の詐欺対策への有効的な手法となるかもしれません。

クラウドファンディング保険の適用条件

ではここで、そんなクラウドファンディング保険が適用となる場合の条件について詳しく見ていきましょう。

保険対象サイト

クラウドファンディング保険対象サイト

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

日本でも最大手の購入型クラウドファンディングプラットフォーム。商品開発からイベント体験、アニメ、音楽など枠にとらわれないプロジェクトを提供。

まずクラウドファンディング保険が対象となるサイトは、現在国内ではCAMPFIREのみです。今後その他の購入型クラウドファンディングサイトも、このような保険のシステムを取り入れる可能性は十分ありますが、現在はまだ1社なのでクラウドファンディングをはじめて利用するという方は、まずはCAMPFIREのプロジェクトから支援してみてはいかがでしょうか?

保険が適用されるプロジェクト

また、基本的にクラウドファンディング保険は下記のプロジェクトが対象となります。

▼1年以内にリターンが提供予定のプロジェクト
支援の募集終了日から1年以内にリターンが提供される予定のプロジェクト

▼All-or-Nothing方式のプロジェクト
募集期間内に目標金額を達成した場合のみ支援金が支払われるプロジェクト

▼All-In方式のプロジェクト
目標金額の達成・未達成に関わらず集まった支援金が支払われるプロジェクト

購入型クラウドファンディングでは「All-or-Nothing」「All-In」方式のプロジェクトがほとんどですが、ごく稀にこれらの方式以外のプロジェクトも存在しているので、保険が対象となるプロジェクトなのかどうかは見極める必要があるでしょう。

保険適用外となるケース

ただし、下記のようなケースの場合、クラウドファンディング保険は適用外となるので注意が必要です。

▼保険適用外のケース1
被保険者の故意、戦争、変乱、騒擾、労働争議、地震、噴火、洪水、津波または高潮に関わるプロジェクトであった場合

▼保険適用外のケース2
プロジェクトの実行者またはその使用人等が行う次のような仕事の場合
・医師、歯科医師、看護師、保健師または助産師が行うのでなければ人体に危害を生ずるおそれのある行為
・薬品の調剤・投与、薬品の販売・供給
・あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師または柔道整復師以外の者が行うことを法令により禁じられている行為
・建築士、土地家屋調査士、技術士、測量士または獣医師以外の者が行うことを法令により禁じられている行為

クラウドファンディング保険が適用されるか心配な方は、これらのケースに該当しないかを確認した上で、プロジェクトを支援するようにして下さい。

まとめ

日本でも市場が拡大しているクラウドファンディング。未知の商品やサービスが体験できるという楽しみ方がある一方で、それらを悪用した詐欺まがいのプロジェクトが今後増えていく可能性が懸念されます。

そして、そんな中「クラウドファンディング保険」は、今後のクラウドファンディング市場の健全化を図るとともに、利用者の不安を和らいでくれる新たなトラブル対策として認知されていくことは間違いないでしょう。

せっかく支援したのにリターンがもらえなかったなどというトラブルを少しでも緩和するためにも、こうしたクラウドファンディング保険を活用することをおすすめします。

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