
日本クラウド証券が経営するクラウドファンディング(別名ソーシャルレンディング)運営サイト、クラウドバンク。
1万円からの投資ができ平均利回り6.78%とのことから知名度が高く、初心者を含めた幅広いタイプの投資家から根強い人気を持つ会社です。
そんなクラウドバンクですが、2017年6月に2度目の行政処分を受けました。1度目の行政処分があった2015年から新社長が就任し運営をしていただけに、その告知を残念に思った方も多かったのではないでしょうか。
では、行政処分から2カ月たった現在の評判はどのようになっているのか、多くの意見が集まる”2ちゃんねる”からリアルなコメントをまとめました。
行政処分についての2chでの反応
はじめにクラウドバンクの2度目の行政処分の内容を簡単に説明します。
この問題点は「2014年から2015年にかけての募集で、手数料還元のキャンペーンが正しく行われていなかった」ことと「投資家に提供される融資のスキーム(計画)が間違ったまま提示されていた」ことの2点です。1度目の行政処分の際のような業務停止命令には至りませんでしたが、これによりクラウドバンクは関東財務局より業務改善命令を下されました。
それらをふまえて、まずは行政処分をうけた2017年6月2日直後のコメントから順に見ていきましょう。
中にはかなり厳しいコメントも
引用元
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2ちゃんねるにはこのように厳しいコメントが並んでいます。「詐欺じゃん」というコメントにもあるように、やはり2度目の行政処分ということもあって投資者の中にはかなり強く不信感を感じた方もいるでしょうし、実際にクラウドバンクを解約した方もいるようです。
しかしここで注意しておきたいのは、この行政処分の内容は1度目の行政処分以前の募集もからんでいるため、「今のクラウドバンクの運営に問題があるのか?」といわれたら必ずしもそうではないというところにあります。
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これらのコメントは一部ですが、他にも現役員にではなく前役員陣に対する不信感を感じていると思われる書き込みがいくつか存在しています。
また、クラウドバンクに投資を行っている方の中には、2度目の行政処分はあくまで前体制の後始末とフォローをしているだけであって、行政処分が下ったことに対して現時点の経営陣に問題があるとは考えていないという意見もあったほどです。
現在のクラウドバンク運営は?
これまで2ちゃんねるでのコメントを見ていきましたが、実際のクラウドバンク運営はどのようになっているのでしょうか。
以前当サイトでは、クラウドバンクを経営する日本クラウド証券の橋村 純社長に対しインタビューを行いました。お話を聞いた橋村社長は、1度目の行政処分後の内部体制の立て直しを行うタイミングでクラウドバンクへ入社した方。入社以降部署にかかわらずフラットな立場で問題点に向き合い、社長として新体制を整えて営業を行ってきた方です。
インタビューでは行政処分の件も含め、クラウドバンクの今後の展望や不信感を受けた投資家への対応について語っています。
その中で、行政処分を受けた会社としてその結果を真摯に受け止めお客様に真剣に向き合うと共に、今後は自社も含めソーシャルレンディング業界の安心感を高めるよう証券会社や金融業界全体を巻き込んで連携を測っていきたいと話していました。
クラウドバンクはソーシャルレンディング業界でも数少ない第一種金融商品取引業に登録している証券会社でもあります。そういった会社が第一線に立って業界全体を引っ張っていくと考えると心強いですね。
インタビューの全問答はこのページから見られます。

追記:2018年のクラウドバンク評価は?
ここで、新たに2ちゃんねるでのコメントを見つけたので紹介していきます。
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これまで貸し倒れが0%ということもあり、運営会社に対して不信感を持っている投資家は少ない印象。またクラウドバンクが行っているキャンペーンでは、投資金額に応じてAmazonギフト券がもらえるので、そこを狙って投資を行う方も多いようです。
過去には行政処分を受けた会社と言えども、今となってはあまり心配する必要はないと考えて良いでしょう。
クラウドバンク評価まとめ
ここまでで2ちゃんねるでの評判や現在のクラウドバンクの運営状況を見てきました。
実は、当サイトでは以前にもよくある質問に「2回も行政処分を受けたクラウドバンク、投資しても大丈夫か?」という質問をいただいたことがあります。正直なところ、どのような評判やサイトを見たとしても、「2度の行政処分を受けた会社」という事実はなくなることはないので、クラウドバンクに対して投資を行うべきではないのでは?という悩みを失くすことは難しいでしょう。
しかし、あくまでも個人的な意見ですが、管理人としてはクラウドバンクを利用することは問題ないと考えています。
たしかに2ちゃんねるでの厳しい意見は見て取れますが、逆を言えば現時点の経営陣には大きな不満はないということ。多くの投資家がクラウドバンクを信頼している証拠として、行政処分を受けた同6月には応募総額150億を突破しており、同じく10月には累計応募総額200億円を突破するなど順調に実績を積んでいます。
そのうち、収益として5億5,300万円以上が分配済みです。
また、このサイトの投資家たけさんの記事の中ではクラウドバンクへの評価を「業務改善を受けてさらに人気の営業者へと進化するケース」と論じています。なにより行政処分を受けたことにより、他業者よりも管理が厳しくなったことでより誠実であろうとしているクラウドバンクの今の状況は、今後の投資家にとっては信頼できる理由となっているのでしょう。
投資をはじめてみたいけどどうしてもまだ不安…という方は、1万円から投資できるのでまずは様子見として登録してみてはいかがでしょうか?
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