
クラウドファンディングを利用した新しい資産運用として注目を集める投資サービス「クラウドバンク(CrowdBank)」が、ついに累計応募額100億円を突破したことが分かりました。
クラウドバンクは日本初の証券会社が運営する融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスとして、ネット上で個人投資家から集めた資金を国内外の企業に貸し付け、支払金利の一部(目標利回り5~7%)を投資家へ分配する仕組みの投資サービスを提供しています。
また、最低1万円あれば始められるので少額投資が可能な資産運用として、投資初心者の方から上級者まで幅広い世代の投資家から利用されているようです。

どんな人がクラウドバンクを利用している?
では一体どんな人がクラウドバンクを利用して、資産運用を行っているのでしょうか?ここでクラウドバンクの利用者の内訳データを見てみましょう。
クラウドバンク利用者の男女比率は?

それではまずはクラウドバンクを利用している方の男女比率から。このデータを見てみると、男女比率はやはり男性が84.2%と多いですが、融資型クラウドファンディングというまだ知名度もそこまで高くはない投資商品であるにも関わらず、女性が15.8%を占めていることには驚きました。
一般的にもお金に対して堅実的な思考の方が多いのは女性の方ではないかと思いますが、前述したように1万円から始められるという投資に対する敷居の低さが、クラウドバンクが女性からも支持されている理由の一つとなっているように感じます。
また、クラウドバンクには「クラウドバンク女子部」や「マネセツ」という名のWEBマガジンがあり、実際にクラウドバンク女子部では社員さんなのか、女性の方が資産運用についてのコラムを掲載するなど、積極的な取り組みを行っています。

このように、ただ単純に投資案件を提供するだけではないという姿勢やお金に関する知識の共有なども、「クラウドファンディングで資産運用をはじめてみようかな」という女性の気持ちを後押ししているのかもしれませんね。
世代別に見るクラウドバンク利用者の比率

では次にクラウドバンクで投資している方の年齢層を見てみましょう。このようにデータを見てみると、やはり30・40代などサラリーマンや投資に興味を持っているであろう世代の方々が多いような印象を受けます。
しかしよく見てみると、この中でもその次に続いているのが20代の投資家です。このような若い世代の方が資産運用としてクラウドバンクを利用するのはなぜなのか?
その理由としては、銀行の定期預金も低金利が続いており、将来的に年金もあてにならないこの時代に、若いうちから少しずつ資産運用を始めてみようという方も増えているということが考えられます。特にクラウドバンクが提供する融資型クラウドファンディングは通常の投資商品などと違い、気になる企業へ融資して、返済時に生じた金利を分配してもらうというもの。
株やFXなどと違って値動きを常に見張っておく必要がなく、投資しながら自由に自分の趣味や時間を楽しみたいという若い世代の方に向いている投資方法であると言えるでしょう。また、中でもクラウドバンクは投資しても、数ヶ月で運用が完了する短期案件も多いので、あまり投資に時間をかけたくない人でも気軽に始めることができます。
もちろん投資であるため、定期預金とは違って元本の保証がないというのがリスクとなりますが、それは他の投資商品も同じです。リスクを理解した上で、若いうちから資産運用をはじめてみたいという方には、本格的な投資を始めてみる前の練習がてらに、まずは少額から投資してみるのをおすすめします。
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