日本クラウド証券が運営する融資型クラウドファンディングサービスクラウドバンク。新しい資産運用が行える投資商品として知られていますが、一体どんなサービスを提供しているのでしょうか?
今回はそんなクラウドバンクの仕組みや特長、安全性など気になる点をまとめました!投資や資産運用に興味がある方は是非参考にしてみて下さい。
この記事の目次
クラウドバンクとは?

クラウドバンクとは日本初の証券会社が運営する融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスです。
投資家から集めたお金を企業などに貸し出し、返済時に得た金利を投資家に分配するという資産運用向きの新しい投資スタイルを提供しており、投資初心者から上級者まで多くの人に活用されています。
また2013年12月のオープン以降、わずか9か月で応募金額が10億円、2016年3月には60億円を突破するなど数々の実績を挙げており、今後もその活躍が期待できる業者です。
クラウドバンクの仕組み
それではクラウドバンクを活用すると、どのように投資家の手元にお金が入るのか仕組みについて解説していきましょう。

上記の図から分かるように、まずクラウドバンクはネットを通じて投資家からお金を集めます。その後、集めたお金を企業などに貸し出すことで、企業がそのお金をクラウドバンクに返済する際に生じた金利の一部を投資家へ分配するという仕組みです。
この仕組みはFXや株などのリスクの高い投資と違い、一度投資を行えば市場の動きを気にせず、毎月お金が入るのを待つだけというリスクが非常に少ない投資となります。その為、安全で少しずつお金を増やしていきたいと考える方にはとてもオススメの投資の仕組みだと言えるでしょう。
クラウドバンク3つの特長
ではその仕組みが分かったところでどんな特長があるのか?今度は他の投資商品にはないクラウドバンクの特長を紹介します。
その1:金利が5~7.5%と高い
まず1番の特長は“5~7.5%”という金利の高さにあります。下記の図を見てもらうと分かると思いますが、同じようにリスクが低いと言われている投資商品と比較してもその差は明らかです。

このようにクラウドバンクでは予想平均利回りは5%以上、高い時は7%以上という金利の高さを維持しています。その為、この金利の高さが後々の利益にも大きな影響を与えるのです。どういうことか例を挙げてみましょう。
【例】運用が1年で100,000円を投資すると仮定
100,000円 × 0.01% = 10円
100,000円 × 1% = 1,000円
100,000円 × 5% = 5,000円
上記はあくまでも例なので、実際に税などの影響で多少の変動はあると思いますが、金利が違えばこれだけ利益にも差が生じます。また、投資金額が大きくなればなるほどその差が開いていくので投資を行う上で、金利が高いということに越したことはないでしょう。
その2:1万円から投資が可能!毎月安定した収入を受け取れる

2番めの特長として挙げられるのは初心者にも優しい安定した投資が行えるという点です。
クラウドバンクでは1万円から投資ができるので、大きな金額を出すのに抵抗がある。興味はあるけど投資をしたことがないという初心者の方でも気軽に始めやすいという特長があります。
また、毎月金利が受け取れるということも大きなメリットでしょう。なぜなら少しずつでもお金が手元に入る方が、万が一何か問題が発生した場合にお金を失うリスクも低く、着実に資産運用を行っていけるからです。
その3:不動産投資など魅力的な投資案件が多数!
3つめの特長は投資案件の種類が豊富で魅力的だということ。
クラウドバンクでは主に4つの投資案件の募集を行っており、いずれも資産運用や社会貢献に繋がる魅力的な内容として実際に運用されています。

マンションやビルなどをリノベーションする不動産会社に対して物件の購入費用や修繕費用となるお金を投資できる。

インドネシアやカンボジアなど、現地のマイクロファイナンス機関に貧しい人々の経済的自立を目的としたお金の貸し出しを行うことが可能。

資金を必要とする国内の中小企業への支援の為にお金を貸し出すことができる。

多額の初期費用が必要な太陽光発電などの再生可能エネルギーへの投資が可能。
特に中でも1番人気があるのが、最初に挙げた不動産担保型ローンファンド。
その理由として今まで富裕層であるお金持ちしかできなかった不動産投資が一般の人も“1万円”から参加できるようになったという点や、不動産を担保に設定することで万が一貸倒れが起こっても不動産を売却すればお金の回収ができるという安心感があるということが挙げられるでしょう。
このようにクラウドバンクには様々な特長があります。
これらの特長からも言えることは、低リスクで安定した高い金利収入を得られる資産運用向きの投資商品であるということ。また、不動産投資など案件も様々なので投資の幅が広がるということです。
それでは最後に、ネットで飛び交うあの噂についてもお話しておきましょう。
安全性は?詐欺の可能性について

これまでクラウドバンクについて解説してきましたが、現在ネット上ではクラウドバンクが怪しい業者なのではないか?という噂が飛び交っているのも事実です。
そこで、その噂が出回った理由として考えられる2015年7月に受けた行政処分の件と、日本での融資型クラウドファンディングの普及率の件について分析し、クラウドバンクの安全性についてまとめました。
分析1:クラウドバンクが2015年7月に受けた行政処分の件

2015年7月クラウドバンクは3ヶ月間業務停止の行政処分を受けました。
その理由としては業務拡大にシステムが追いつかず、取引データをシステムに取り込むのが遅れたことで投資家からの預かり残高を正確に把握していなかったことと、その上で間違った情報を投資家に流してしまったことが挙げられます。
また、この業務停止において「投資した金銭に影響はあるのか?」という質問に対し、公式サイトでは「運用中ファンドへの影響はない」と回答しているので、金銭的なトラブルがあった訳ではないようです。しかし、この騒動から不信感を持った人も多いでしょう。
ですが、裏を返せばクラウドバンクのシステムが追いつかなくなる程人気があったということ。もちろん行政処分を受けていい訳ではありませんが、サービス開始からすぐに応募金額が10億円を突破しているだけの人気や、サービスを向上しようとする力にシステムが追いつかずに招いてしまった結果ではないでしょうか。
分析2:日本での融資型クラウドファンディングの普及率の件

次に日本での融資型クラウドファンディング普及率について。
融資型クラウドファンディングは今までソーシャルレンディングとして日本に存在していましたが、その知名度はとても低いものでした。そこで投資自体の知名度の低さから、当時行政処分を受けたクラウドバンクに対し「怪しいのではないか?」と思う方が多かったということが予想されます。
クラウドバンクは安全な業者なのか?
このようなことから、当時あまり知られていなかった融資型クラウドファンディングという投資商品に対して不安を抱いていた人が多かったということと、クラウドバンクの人気や先へ進もうとする力にズレが生じていたことが、現在もネット上で怪しいのではないか?と反映されているようです。
従って心配する必要はなく、むしろFXや株などのリスクが高い投資商品を選ぶより、よほど健全で着実と資産を増やしていける安全性の高い投資サービスだと言えるでしょう。
また、日本では唯一の証券会社が運営しているサービスです。このことからも金融庁による厳しい監査を受けているということは事実で、その安全性は事業者として遥かに高いものであるということが証明されています。
まとめ
ここまでクラウドバンクがどのような業者であるかをお話してきました。
大金を手に入れたい!少しずつお金を貯めたい!など人それぞれ投資方法は違うので絶対にオススメできるとは言い切れませんが、この先、年金をもらえるかも分からない時代です。
クラウドバンクの社長である大前和徳氏も自らの著書の中で「誰もが資産運用を真剣に考えなくてはいけない時代になってきた」と発言しています。
そのことからも今後あてにならない年金に期待するよりも、自分で資産を増やすことを考えて行動することが大切であり、資産運用としてクラウドバンクのような低リスクな投資方法を視野に入れておくのも一つの方法だと言えるでしょう。
前述しましたが、クラウドバンクは1万円から投資を始めることが可能です。興味がある方は是非一度、サイトに足を運んでどのような投資が行えるのか自分の目で様子を伺ってみて下さい。
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