
再エネ案件や事業支援案件など幅広く商品を取り揃えているクラウドバンク。投資の敷居自体も非常に低く、1万円から投資に参加できるということから、初心者が利用する頻度も高い営業者です。
分別管理が行えていなかったという事で行政処分を受けた過去を持ち、営業者としては不安な一面も見せたクラウドバンクですが、このページではクラウドバンクを他のソーシャルレンディング業者と比較しながら詳しく解説していきたいと思います。
この記事の目次
クラウドバンクが投資家に選ばれる理由

日本クラウド証券株式会社が運営する融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービス、クラウドバンク。募集を行うローンファンドは比較的短い期間での運用が多いクラウドバンクですが、2016年に運用が終了したファンド実績値を見ると、実績平均利回り6.78%と投資家も満足する内容を提供しています。
ここではまず、クラウドバンクが投資家に選ばれる理由について見ていきましょう。
少額(1万円)から投資を行う事が出来る
まずクラウドバンクは全ての案件において、1万円という少額から投資を行う事が可能です。少額投資ができることは、お金を少しでも運用にまわしたい方や、少額から運用を開始したい方にはメリットと言えます。
他の営業者と比較してみると分かりやすいですが、meneoやラッキーバンクなどは5万円や10万円から出資を受け付けている案件が多いため、ある程度まとまった資金がなければ始められません。
1万円だけ運用したいという投資家は少ないと思いますが、仮に30万円を運用する際に分散投資を行おうとした場合、出資額の敷居が高いと分散投資の選択肢が狭まる事になってしまいます。
最低投資額10万円の案件 → 最大3案件に投資可能
最低投資額5万円の案件 → 最大6案件に投資可能
最低投資額1万円の案件 → 最大30案件に投資可能
ちなみに1万円から出資が可能な営業者として、不動産投資ファンドを扱っているオーナーズブックや海外向けの投資ファンドを扱っているクラウドクレジットなどが有名です。投資金を多く分散させることで、もしも貸し倒れが発生した場合でも損失額を抑える事ができ、他の投資案件から出る利益で損失を相殺することも可能となります。
業者名 | 最小出資額 | 備考 |
---|---|---|
クラウドクレジット![]() | 1万円~ | 全案件、1万円から受付 |
ラッキーバンク | 1万円~ | 7万円前後の案件が多い |
マネオ(maneo) | 2万円~ | 4万~6万円の案件が多い |
クラウドバンク | 1万円~ | 全案件、1万円から受付 |
オーナーズブック | 1万円~ | 全案件、1万円から受付 |
トラストレディング![]() | 10万円~ | 全案件、10万円から受付 |
SBIソーシャルレンディング | 5万円~ | 全案件、5万円から受付 |
自然エネルギー開発分野のファンドを取り扱っている
クラウドバンクと言えば「代替エネルギー特化型ローンファンド」と称した自然エネルギー(再エネ)関連の投資案件を取り揃えているのも特徴です。
自然エネルギー関連の投資ファンドを取り扱っているソーシャルレンディング会社としてmeneo系列のグリーンインフラレンディングもありますが、投資額の受付が5万円からとなっているため少額から始めたいという方には敷居が高いと言えるでしょう。
また、グリーンインフラレンディングは主に太陽光発電や水力発電などの発電関連の投資ファンドを取り扱っており、利回りも12.00%と高めですが、比較的新しい営業者であることから「営業者の実績」という面ではクラウドバンクに軍配が上がります。
クラウドバンクが主に取り扱っている自然エネルギー開発分野のファンドは、太陽光発電以外にも風力発電とありましたが、最近ではバイオマス発電など新しい分野においての案件も多くなってきているため、再エネ案件のローンファンドに出資を希望する投資家には面白いと思います!
運用期間が短くリスクを抑えた投資が可能

出資した元本の返済が元本一括返済が主流になってきた現状、あまり運用期間が長いローンファンド案件の場合それだけで元本が戻ってくるのが遅くなるというデメリットが生じ、同時に貸し倒れのリスクも上がります。
しかし、クラウドバンクが扱っている投資ファンドのほとんどの運用期間は1年以下となっており、短いのであれば2ヶ月で運用が終わりと言う投資ファンドもあるため、短期運用をベースに利益を構築していけると言うのが強みです。
先程の自然エネルギー関連を取り扱っているグリーンインフラレンディングは運用期間が10ヶ月~1年以上と1年前後の中長期間となっています。運用期間を短くして、長期間保有するファンドリスクをあまり掛けたくない方には良いと言えるでしょう。
利回りに拘る場合は他の営業者も視野に入れよう
ここまで紹介してきたように、クラウドバンクには他の営業者にはない様々なメリットが存在します。安定した利回りも期待できるため利用者も多いですが、更に高い利回りを期待する場合は他の営業者も視野に入れた方が良いかもしれません。
理由は簡単で、クラウドバンクより高利回りの案件を提供している営業者があるため。勿論高利回りの案件には投資案件としてのリスク、会社の信頼性としてのリスクなど様々なリスクが伴う場合が殆どですが、各業者目立った貸し倒れ等がない現状では分散投資先として選択肢に入れる事は間違いではないと思います。
高利回り案件が多い営業者
案件が即時完売するほど人気の営業者。平均すると8%~10%の利回り案件が多く、運用期間も短期、中期、長期と様々。募集が開始されるとすぐに完売となり、参加できない場合も多いため、投資を検討している方は事前の口座開設が必要。
過去の案件では最大利回り12.00%と高利回りが期待できる営業者。最近では人気が出てきた影響で、ラッキーバンク同様ローンファンドの募集完了を待たずして完売となるケースが良く見られるようになっている。週末に募集が始まることも多く、サラリーマンは嬉しい業者。
クラウドバンクの上手な活用術は分散投資
クラウドバンクを他営業者と比べると1万円からの少額投資、自然エネルギー関連の投資などメリットがあります。投資に参加するための敷居としては非常に低いため、資産運用未経験の初心者でも気軽に使えるという点は魅力と言えるでしょう。
しかし、”利回り”という点に重点を置く場合他社に劣ってしまう部分があるため、分散投資を行う際の出資先として上手く活用していくことをオススメします。
一つの営業者で投資案件を分散させるだけではなく、利用する営業者も分散させることで大事な資金を運営会社の破綻から守ってくれる役目も果たしますので、出資額を増額する場合などは新しい営業者を利用することを含めて検討するようにしましょう。
当サイトのおすすめ業者はここ
▼10%超えの高利回り案件に投資できる!
「小口分散」というリスク分散を方法を適用させることで、貸倒れのリスクを最小限まで抑えるクラウドクレジット。日本初となる国際展開を実現させ、初心者向けとなる「為替ヘッジあり」の案件も用意しているソーシャルレンディング業者。投資家のニーズに合わせた商品の出し方が特徴的で、投資家は自分のレベルやリスクを選んで投資先を選ぶ事が出来る。
▼1万円から不動産のプロが選んだ案件に投資可能!
1万円から不動産投資が始められるオーナーズブック。不動産のプロにより結成されており、そんな不動産のプロが選んだ案件に投資できるのが何よりの魅力!全案件が都内の不動産でLTV率を80%に抑えた担保が設定されているので、安全性が高いという面からも初心者におすすめ。
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