
1万円という少額からでも海外投資ができ、期待利回り10%前後での運用が可能なことから多くの投資家に人気のクラウドクレジット。
しかし、そんなクラウドクレジットに「最近利回りが下がってきた…」という声が!
そこで実際の利回りはどうなっているのか、クラウドクレジットの現状について調べてみたので、気になっていた方は参考にしてください。
この記事の目次
クラウドクレジットとは

1万円という少額から高利回りの海外投資が可能なクラウドクレジット。大手総合商社である伊藤忠商事が株主で、その高利回り案件からハイリターンを狙う投資家を中心に人気が高い運営会社です。
クラウドクレジットの利回りが下がった?
ではまずは、公式サイトのファンド一覧を見てみましょう。
2015年のファンド

2017年12月のファンド

2018年10月のファンド
たしかにこの3つファンド一覧を見比べてみると、営業開始直後の2015年あたりでは10%以上の利回りの案件が非常に目立ちますが、最新のファンドでは逆に5~7%という利回りの案件も中には入ってきているように思います。
加えて、最近成立したファンドの中には4.4%という、クラウドクレジット史上最も低い利回りでの運用予定のものもありました。
もちろん預金利息に比べたら十分高いことに違いはありませんが、クラウドクレジットはもともと最大14.7%という高い利回りで注目を集めた業者。そのため、利回りのギャップにユーザー登録を敬遠した方もいるのではないでしょうか。
実際に、匿名掲示板の2ちゃんねるでのクラウドクレジットの利回りについての発言を見つけたので紹介しておきます。
クラウドクレジットの利回りについての2chの反応
このように、クラウドクレジットの案件に関しては好意的なものの、「リスクに対して利回りが低い」「以前よりも下がってきた」という意見が多く見られました。
また、中には海外投資という高いリスクを持ってクラウドクレジットで投資するより、LENDEXや再生可能エネルギーのグリーンインフラレンディング(※現在ファンド募集停止中)など、事業者リスクは決して低くないが国内事業向けの運営会社で利回りの高い案件に投資するほうが良いと考える方もいるようです。
正直なところ、管理人がクラウドクレジットに注目したのも高い利回りで運用できるからでした。そのため、利回りが下がっているところに不満を感じている気持ちもわかります。
しかし、管理人の個人的な考えとしては利回りが下がったからと言ってクラウドクレジットで投資するのをやめる予定はありません。なぜなら、クラウドクレジットの利点は利回りだけではなく、その信頼性も十分評価できると考えているからです。
クラウドクレジットを信頼する2つの理由
では、クラウドクレジットが信頼できると考える2つの理由についてお伝えします。
伊藤忠商事をはじめとした企業が注目している

クラウドクレジットの信頼性を裏付けする理由の一つとして、やはり株主に大手総合商社である伊藤忠商事がいるというのが大きいでしょう。
数あるソーシャルレンディング運営会社の中で、伊藤忠商事がクラウドクレジットに注目している理由は、クラウドクレジットが国内で唯一海外と日本の資金をつなぐサービスであったからと考えられます。
ソーシャルレンディングで海外投資を行っている運営会社はまだ少なく、その中でも新興国への投資を通して社会貢献ができるのはクラウドクレジットだけです。
また、クラウドクレジットの杉山智行社長は世界の資金に関しての需要と供給をつなぐことで、社会を豊かにするお金の流れを作ることを目標に掲げています。伊藤忠商事はそのようなクラウドクレジットのグローバルな視点に注目したのでしょう。
そして2017年12月4日には新たな資金調達先としてフェムトグロースファンド2.0投資事業有限責任組合からの4億円の追加融資を受けたという情報もありました。
このフェムトグロースファンド2.0とは、国内のアーリーステージのインターネット関連企業に対する投資と成長支援を行っている企業です。このように、Fintech分野に注目する様々な企業がクラウドクレジットに注目しているのがわかりますね。
経営陣がしっかりしている

クラウドクレジットが信頼できるもう一つの理由として、経営陣の露出が非常に高いことが挙げられます。
ソーシャルレンディングは運営会社の信頼性がとても大切なので、どんな業者なのか確認してからユーザー登録をする方も多いでしょう。その時に顔の見えない運営者に大切なお金を預けるのは少し不安ですよね。
クラウドクレジットの公式サイトでは、運営メンバーの経歴はもちろん、顔写真やブログ、ソーシャルレンディング関連の動画コンテンツやセミナーを行っていたりと、メディアへの露出が非常に高いのが特徴です。
そのためスタッフや杉山社長の考えをブログで確認できたり、案件に対してどのような考えを持っているのか知る事もできます。
また、クラウドクレジットではスタッフ数が32人と多いのも特徴で、その分コンプライアンス部門に5人、商品組成に5人などと、案件に対して万全の体制で運営できるようにスタッフを配置しているようです。
これらの対策は新しい運営会社ではあまり見られず、投資家に対して真剣に向き合うクラウドクレジットならではと言えるでしょう。
ここまでクラウドクレジットが信頼できると考える2つの理由をお伝えしました。
もちろん運営会社を選ぶときには利回りも大切ですが、お金を預ける運営会社がしっかりしていなければ元も子もありません。その分クラウドクレジットは目指している会社の方向性も運営もしっかりしているので、信頼性には申し分ないといえるでしょう。
今後の案件についての見解

しかし、いくら運営会社の信頼性に問題がないと言っても、今のハイリスク・ミドルリターンの案件の投資する気が起きない、という方もいるかもしれません。
そこで今後のクラウドクレジットについての管理人の見解を述べてみようと思います。
今のクラウドクレジットに投資する上で気になるのは、利回りが低くなっていることと同時に「リスクが高い」という点ではないでしょうか。
もともとクラウドクレジットは海外投資ということで、国内事業への投資にくらべて為替リスク・カントリーリスクが存在します。そのようなリスクが高い分リターンも大きくなり、ハイリスク・ハイリターンが望めるとされていました。
しかしクラウドクレジットのセミナーに参加した情報によると、最近では一部の海外投資先の信用度が上がり、その分リスクが低くなっているとのこと!
これはおそらく今まで順調に償還が続いている東欧金融事業者支援ファンドのことかな?と思っていたのですが、それを裏付けるようにクラウドクレジットのエストニア子会社が現地当局に金融機関として登録されたというお知らせもありました。
これにより、単純に「海外投資はリスクが高い」というようには言えなくなっている部分もあるように思います。逆に言えば、利回りが極端に下がっている=リスクも下がっていると判断できるのではないでしょうか。
自分に合ったリスク・リターンを選んで投資しよう
これまでで一部の案件ではリスクが低くなっているということがわかりました。つまり、ただ利回りが下がったのではなく、ミドルリスク・ミドルリターンの案件で投資したい方向けの案件がでてきたと考えられるでしょう。

最近の募集ファンドで言えば、東欧金融事業者支援ファンドや米ドル建てのマイクロローン事業者ファンドは他の案件と比べ利回りが低めに設定されています。

クラウドクレジットが毎月発表している期待リターンマップで確認したところ、これまで遅延もなく償還されていることがわかりました。そのため、これらのファンドはミドルリスク・ミドルリターンを狙いたい方向けと考えられます。
もちろん、期待利回りやリスクは運用期間や為替ヘッジの有無によって変わりますし、元本割れが起きる可能性もゼロではありません。
しかし、為替ヘッジの無い場合は利回りアップで償還される可能性があるなど、今まで通りハイリターンを狙いたい方向けの案件もまだまだあるので、投資する際はよくファンドの詳細を確認して自分にあったリスク・リターンで投資を行うようにしましょう。
追記:早くもユーザー登録数2万人を突破!

また、クラウドクレジットは2018年1月16日(火)放送の「ガイアの夜明け」にて紹介されました。
銀行に代わる新しい金融サービスとしての紹介や、投資でありながら新興国への資金提供など社会貢献性が高いものであることから、非常に多くの方に注目されたようです。
その後クラウドクレジットの公式HPがアクセス集中でダウンする場面もあり、この機会にソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)で投資を始めてみようと考えた方も多かったのではないでしょうか。
そんな中2月7日には、クラウドクレジットのユーザー登録数が20,000人を突破したとの報告がありました!
利回り重視のものから社会貢献性の高い案件までをそろえたことで、幅広い投資家から支援されることとなったクラウドクレジット。まだまだ事業は成長段階とのことなので、登録していない方もこの機会に始めてみましょう!
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