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トラブル続出!?Kickstarterの失敗・返金事例まとめ

世界規模を誇る米国のクラウドファンディングサイトKickstarter(キックスターター)ですが、現在プロジェクトの失敗による返金トラブルが続出しているとのことです。

そこで今回はそんなKickstarterで実際に起きた失敗・返金事例をまとめました。

現在日本でも注目されているクラウドファンディングですが、今後日本でもトラブルが増える可能性は十分あります。一体どんな失敗事例があるのか事前に知っておきましょう。

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事例1:裁判により初の返金命令が下された詐欺まがいの失敗プロジェクト

Kickstarter失敗事例_詐欺

まずは裁判にて初の返金命令が下されたクラウドファンディング詐欺とも言える失敗プロジェクト。

このプロジェクトは2012年にAltius Management社が立ち上げた「レトロ・ホラー」デザインの限定版トランプの制作という内容で、およそ800人もの人々から2万5000ドル(約300万円)を集め、成功を遂げたプロジェクトです。

しかし、プロジェクトが成功し、発送予定を過ぎても支援者に商品が届けられることはなく、開発者は曖昧な返事を送り続けた上に、最後には完全に“音信不通”となるなど悪質な対応をとり続けました。

そこでワシントン州裁判所は極めて悪質な詐欺であるとしてクラウドファンディングでも初となる支援者への返金と罰金を支払うことを命じたというワケです。

今後のクラウドファンディングに影響

よってこの詐欺まがいのプロジェクトにより、今後はクラウドファンディングの失敗が詐欺のような悪質なケースであった場合には裁判を通して返金が行われるという可能性が出てきたということ。

もちろんクラウドファンディングは通常、プロジェクトが失敗に終わっても返金が行われることは滅多にありません。しかし、音信不通など取るべき対応がなされていない、応援してくれた支援者を裏切るような行為であった場合にはどんなプロジェクトも裁判に発展するということが例外ではなくなるということです。

現在、日本ではアメリカなど海外のクラウドファンディングサイトと違って規制が厳しいので、実際に詐欺が起こったということは耳にしていません。しかし、今後は人気が高まり利用者が増えるに連れてそのような詐欺による被害が増えるかもしれません。

よって少しでも怪しいと思うプロジェクトには手をださないなど、自分自身で注意をしておく必要があるでしょう。

事例2:4億円以上集めたヨーロッパ最大の「超小型ドローン」開発プロジェクトの失敗

Kickstarter失敗事例_ドローン

次に紹介するのは4億円という大金を集めたにもかかわらず、失敗に終わってしまった超小型ドローン「ZANO」の開発プロジェクト。

ZANOはスマートフォンと接続し、写真や動画の撮影ができる手のひらサイズの超小型ドローン。およそ12,000人から230万ポンド(約4億2500万円)もの大金を集め「ヨーロッパ最大のKickstarterプロジェクト」として注目されていました。

しかし「完成間近」と謳っていたにもかかわらず、実際には延期の連続で1,5000台のオーダーに対してようやく出荷された台数は600台程度。また、その完成品も壁にぶつかったり、画質が悪すぎるなどの状態でまともに飛ばすことすらできない状態だったそうです。

当然、製品が届かなかった人、実際に手に入れてもその性能にがっかりする人が続出し“返金”を求める声が挙がりましたが、現在「ZANO」を開発した会社は倒産。よって返金が行われる可能性は極めて低いとの見方がされています。

ドローン開発プロジェクト失敗の原因は?

そしてこのプロジェクト失敗の要因に関してKickstarterが調査を依頼したジャーナリストのMark Harris氏による解析が下記の文章。

ZANOは目標額を大幅に上回って「Stretch Goal」で設定していた機能をすべて追加することになったうえ、生産台数も大幅に増えたことで、開発と生産が遅れた。出荷の遅れを避けようと、十分なテスト生産を行わない状態で大量生産に踏み切ったことも問題を大きくしている。また、Reedman氏の自信過剰も開発失敗の原因となっているようだ。一方、Torquingの経営陣には高い給料が支払われていたものの、浪費や詐欺といった形跡はみられないとのことだ。
 
参照:Kickstarterプロジェクト「ZANO」の調査報告書が公開される

よって詐欺の可能性はないということですが、このように目標額を上回ったからと言って次々とストレッチゴールを設けるなど自信過剰になっていたことも失敗の原因だった模様。

もちろん多くの支援が集まったことで自信がついたというのはいいことだと思いますが、最後までやり遂げなくてはその自信は全くもって意味がなくなってしまいます。よって起案者はプロジェクトの成功をゴールとするのではなく、支援者にリターンと喜びを届けて初めてゴールとなることを忘れないようにしなくてはなりません。

また、支援者はそのプロジェクト企画の実現性を見極めることも大切です。難しいことですが、ありえない夢のようなプロジェクトではないか?一度よく考えた上で出資を行うように心がけましょう。

事例3:返金を受け付け!資金が足りずに失敗したゲーム開発プロジェクト

Kickstarter失敗事例_ゲーム開発

最後に紹介するのはおよそ“859万円”を集めたにもかかわらず、資金が足りずに失敗してしまったゲーム「Midora」の開発プロジェクト。

Midoraは3000人をこえる人々から7万3000ドル(約859万円)を集めた2Dアクションアドベンチャー。しかし、ゲーム内のキャンペーンモードの予算を低く見積もっていた為に資金が足りなくなるという問題が発生。

キャンペーンモードを完成させるためには追加で6万ドルが必要であることから更なる出資者を探していたようですが、結果的に見つけることができず“返金”を受け付ける運びになったとのことです。

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失敗に終わっても応援を続ける支援者も!

しかし、現時点では返金を受け付けると発表したMidoraの開発者「Mhyre氏」ですが、その夢をまだ諦めてはおらず、下記のように話しています。

『Midora』は遠い夢となってしまった。だが諦めるつもりはない。いつか必ず完成させるつもりだ。Kickstarterの出資者は素晴らしかったよ。返金を求める声はほとんどなかった。完成したあかつきには元々届ける予定であった出資特典を渡したいね。返金は行うが、返金が少なければ少ないほど『Midona』の製品化に望みが生まれることを知っておいてほしい。2014年に僕はすばらしい夢を見せてもらった。その夢の続きをいつか叶えたいね。僕は、みんなに夢を追ってほしいと願っているよ。返金についてまた後日アップデートする。
 
参照:Kickstarterで7万ドル集めた『Midora』、資金が尽きプロジェクト失敗。開発者は返金要求の受け付けを発表

このようにMhyre氏は今後夢の続きを叶えるということを支援者に約束しており、返金を求める声も少なかったとのこと。

このことからも開発でほとんど資金は残されていないであろうMhyre氏の返金という誠意に対して、今後の再開に向けて頑張って欲しいという支援者が多かったということが予想されます。Kickstarterの中には資金を使ったまま返金をしないというプロジェクトもある中で、このようなケースは珍しいかもしれません。

しかし、この事例ようにクラウドファンディングではまだこの世にない商品の開発に対して期待を込めて出資を行うものであり、資金を集めて成功したとしても途中で資金が足りなくなったというケースも存在します。

よって返金が行われないという覚悟もしておかなくてはなりませんが、Mhyre氏のように夢に向かって挑戦する人を同じ気持で応援するというのもクラウドファンディングの醍醐味です。今回このプロジェクトは失敗に終わりましたが、次回は成功して同じ喜びを味わえるように頑張ってもらいたいと思います。

まとめ

このようにKickstarterではプロジェクトが資金集めに成功しても、その後失敗に終わってしまうケースが後を絶たないようです。

もちろん失敗ばかりではなく画期的で素晴らしい商品を誕生させたというニュースも耳にしますが、そのような商品を開発する為には問題が発生したり、資金が足りなくなるなどのリスクが常に付きまとうということを覚えておかねばなりません。よって出資する前には十分リスクを考えて出資するようにして下さい。

また、外国では実際にクラウドファンディング詐欺によるトラブルが多発しているとのことなのでKickstarterに限らず、外国のサイトを利用するときは十分注意しておきましょう。

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