
日本最大の購入型クラウドファンディング運営サイトCAMPFIRE(キャンプファイヤー)から新しいスマートフォン向けアプリケーション「polca」誕生!
身近な友達同士ではじめるフレンドファンディング(friend+funding)と銘打たれたこのサービスは、開始から2日間でユーザー登録数10,000人を突破、立ち上げたプロジェクトは2,500件以上と話題を呼びました。このpolcaは一体どのようなものなのでしょうか?
どんなアプリ?polcaについて調べてみた!

「polca」とは、身近な友人や支援者からお金を集め、小さな挑戦やプロジェクトを遂行する「小規模なクラウドファンディング」アプリケーションです。
企画者はやりたいこと・目標金額・出資者に対しての「おかえし」を設定し、友人や知人に企画ページのURLを共有することで必要資金を募ります。目標金額、最低出資額ともに300円と少額からの設定が可能で、企画に投資された金額は目標金額達成に関わらず全額企画者へと渡される仕組み即時支援型です。
立ち上がっている企画を見てみると、「ボランティアへの交通費」や「健康管理のためAppleWatchを購入したい!」などの企画から、「ご飯をちょっとリッチにしたい」など様々。従来のクラウドファンディングとくらべ支援金が300円からとお手軽に支援できる分、支援者へのリターンも「感謝のメッセージ」や「お礼のお手紙」などでも受け入れられるようです。
メキシコ留学生です。
— Ayumi Ikeda @菜野人 (@ayuphonse) 2017年9月21日
今回、地震の被害にあったメキシコシティへボランティアに行きたいです。
僕のいるチワワ州からメキシコシティへの交通費をpolcaで募らせていただいていますので、支援して頂けたら幸いです。#polca https://t.co/SWOjIrbQSt
#polca
— こじまさやか@こじまのはんこや (@kojihanko) 2017年9月21日
リターンで消しゴムはんこを
プレゼントしています( ´ ▽ ` ) https://t.co/UPrcOvhlF6
そろそろ飲みに行きたい
— にしきち244@polca専用垢 (@neet244polca) 2017年9月14日
酒の締めにラーメン食いたい #polca https://t.co/QshYMZWk1G
polcaの企画ページは企画立ち上げの際に発行されるURLを知っている方のみが閲覧できます。つまり、友人の間だけでシェアしたり、TwitterなどのSNSツールを使用して多くの賛同者を募ることも可能なので、企画者の数だけいろいろな使い方がありそうです。
polcaは「乞食アプリ」?ネガティブな意見も

polcaでは特別な審査もいらず最短30秒で企画立ち上げができるので、誰でも手軽に企画を始めることができます。基本的には友人同士のコミュニティー間での使用を目的としていますが、Twitterのタイムライン上で支援を募集する人も多く見受けられるのが現状です。
中にはTwitter上の募集を見て「polcaおじさん」という、まったく見知らぬ人へ支援をする人が出てくるなど、polcaが目指す「お金をもっとなめらかに、お金がコミュニケーションと共にある世界を目指す」というところに近づいている様子を感じます。
しかし、募集者も支援者も気軽にお金のやりとりができる反面、一部では「polcaは乞食アプリでは?」という声も上がっています。
Polcaが意識高い系の乞食会場になってる件
— 山田エルみ (@telmin_orca) 2017年9月20日
TLで流れてくるpolca案件の乞食感はんぱないんだけど・・・
— 漆原ニャック (@lifecooking39) 2017年9月10日
確かに、polcaでは自分勝手ともとれる企画を立ち上げている方もいるのは事実です。管理人も最初にpolcaを知ったとき、使い方を間違えれば悪用する人も出てくるのではと不安を覚えました。では、今まで資金の問題や支援者からの信頼を勝ち取ることが難しく、敷居の高かったクラウドファンディングを身近なものにしたpolcaが目指しているのもはどのようなものなのでしょうか?
polcaが目指すのはお金=コミュニケーションの世界

polcaは「お金をもっとなめらかに。お金でもっとなめらかに。お金がコミュニケーションと共にある世界を目指して。」というコンセプトを掲げています。そして、中にはpolcaをお歳暮やお中元というコミュニケーションと同じだと評価する方もいましたが、まさにそのとおり。
polcaをお金儲けのツールだと考えて企画を立ち上げても、支援者からの信頼がなければお金を集めることは出来ません。polcaはお金をコミュニケーションツールとして使用する一つの方法なのです。
最近SNSでpolcaの投稿がよく流れてくるが、半分くらいの案件がただの乞食と化していて、サービスの先行きが心配。フレンドファンディングのコンセプトはいいのに。
— しょうじ (@masa_shoji) 2017年8月24日
polca募集を乱発している人は、お金と信用の密接な関係性を分かっていない。集めることで信用を失うリスクの大きさよ。
もし詐欺などが発生してしまったら、polcaが目指すコンセプトと大きく外れてしまいますよね。polcaを運営するCAMPFIRE(キャンプファイヤー)は、2011年より日本最大の購入型クラウドファンディングサービス会社を運営してきた会社です。そのノウハウからそのような不正に対する対応やサポートを用意しているということで、違反行為が発覚した場合は利用規約に則って対応してくれるということ。
どちらにせよ、見知らぬ人に支援をするときは企画をしっかり見極めることが大切です。このあたりは従来のクラウドファンディングと変わりありませんね。
何に使おう?使い方は無限大!
主にTwitterで話題になっているpolcaですが、その企画は様々!友人やゼミのメンバーでイベントやパーティを開催したり、サプライズプレゼントの集金などはもちろん、中にはネタとして支援を募集している企画もあり新しいことをやりたい!と考えている方が多いことに驚かされます。
ピカソになりたい!ピカソになるにはまず長い名前が必要。だから名前に付け加える言葉をください。#polca #polcaおじさん #polcaおばさん #polca兄さん姉さん https://t.co/fYskihh553 pic.twitter.com/TReSNJ41yZ
— もといけ・セイザー・あさひ (@DoWaDonutsNoDo) 2017年8月19日
こういった企画も、お金をコミュニケーションに使用する新しい形なのかもしれませんね。どんな企画を立ち上げるか、どんな企画に支援するのか、わくわくしながら始めてみましょう!
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