
SBIグループが提供するソーシャルレンディング、SBIソーシャルレンディングで地方創生ファンドの募集が行われました。
この地方創生ファンドはSBIソーシャルレンディングの中でもかなり高い利回り10.0%(年利)を見込んでおり、注目を集めています。このページではそんなSBIソーシャルレンディングの地方創生ファンドについて詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
利回り10% 募集総額9億円の大型ファンド募集開始!
まず地方創生ファンドとはどの様なファンドなのか、特徴を見てみましょう。
地方創生ローンファンド1号~ピュアウォーター事業~

▼借り手
①西日本で自噴する湧水を飲料用ミネラルウォーターとして商品化し販売する事業の計画を有する事業者
②借手①の100%子会社
※以下、借手①と借手②をあわせて「ミネラルウォーター製造販売事業者」といいます。
▼出資募集金額
9億円(最低募集額6億円)
※出資口数1口あたり最低5万円以上5万円単位
▼実質利回り(予定)
10.0%(年利)
地方創生とは地方の活性化に向けて投資することで、投資ファンドを通して事業を立ち上げ、その事業に対して従業員を雇います。そのため、雇用の創出に結びつくことができ、都市部への人々の流出を抑える事ができるというものです。
SBIソーシャルレンディングはSBIグループが運営する業者として知られていますが、今回は募集総額が9億円とかなり大規模な案件内容になっているのが分かります。SBIは過去にもメガソーラーファンドで15億円を集める大型投資ファンドを出しており、今回の地方創生ファンドもSBIだからこそ取り扱うことができる案件と言えるでしょう。
また、利回りも過去に例を見ない10.0%(年利)を見込んでいます。一体なぜそこまで高利回りになっているのかと言うと、取り扱うものが「ミネラルウォーター」だからではないかと推測します。
事業から見る安定性のある投資ファンド
ファンドの内容を見ると借り手が今後行おうとするフェーズは3つに分かれています。フェーズ1はミネラルウォーター製造販売事業に必要な事業用地の取得費用、フェーズ2は建築業者に支払う工場建設に係る費用、フェーズ3は従業員雇用、製造開始、販売契約締結となっているようです。
ミネラルウォーターとその需要について

投資家にとって投資をしようとするにはその案件が安定的なのかを見極める必要があります。今回の案件はミネラルウォーターですが、その需要は日本でも高く、水道水の安全性が世界でトップレベルの日本でもミネラルウォーターを購入する人が多いほど健康志向が高い国です。
まずミネラルウォーターについてですが、味を決める濃度としてミネラル成分であるカルシウムとマグネシウムの含有量に比例しています。大量に溶けているのが硬水(硬い水)であり、有名であればボルヴィック、少ないのであれば、軟水(柔らかい水)、有名であればエビアンがあります。
海外では硬水が好まれますが、日本は柔らかい水を好む方が多く、硬水だとお腹をこわしやすい方が多いのが理由と考えられるでしょう。案件のミネラルウォーターは軟水と言われ、軟水は口当たりが軽く、飲みやすいのが特徴です。メリットとしては赤ちゃんの沐浴や洗濯、和食に合うなどがあります。
海外においても需要があり、一時期、中国の方が北海道のきれいな水源を買収することが多くなったことでテレビでも話題になりました。中国の水が汚染されている現状もあり、きれいな水源を求めているとの背景も考えられます。
しかし、そのくらい国内外でも需要があることから、ミネラルウォーター事業に注目が集まったと言えるかもしれません。
今後の地方創生ファンドの募集に期待!
地方創生は都市圏とは違い、隠れた宝を見つけ出して活かせる可能性もあることから、今後期待される分野である事は間違いないでしょう。
今回はSBIソーシャルレンディングの地方創生ファンドを紹介しましたが、以前から地方創生ファンドを取り扱っている業者としてはマネオマーケット株式会社の「さくらソーシャルレンディング」があります。
さくらソーシャルレンディング
さくらソーシャルレンディングは地方創生ファンドを中心に投資家を募集しているため、SBIソーシャルレンディングと合わせたこの2つの営業者が地方創生ファンドをけん引していくのではないでしょうか。
ただし、地方創生は期待が持てる分、ファンドの内容によっては慎重に吟味する必要があり、内容に魅力がなければ計画が中止になるというリスクも十分に考えられます。もちろん、営業者としても案件内容は慎重に精査していると思いますが、首都圏にはないリスクがあることを認識しておくことが大切です。
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