
融資型クラウドファンディングの運営会社スマートエクイティは、2017年12月15日より新ブランドSAMURAI(サムライ)へ変更になりました。
2016年7月、証券会社「AIP証券」が運営する投資型クラウドファンディング業者スマートエクイティは“日本初となる株式型クラウドファンディングを解禁”するということを発表しています。
まだあまり聞いたことがない方もいるかもしれませんが、株式型クラウドファンディングとは今まで規制されていた未公開株を購入することができる金融庁推薦の投資商品として今日本で最も注目されているサービスです。
そこで今回はスマートエクイティが解禁しようとしている株式型クラウドファンディングとは何か?スマートエクイティは一体どんな株式型投資案件を考えているのか?など現在分かっている最新情報をお届けします。
この記事の目次
株式型クラウドファンディングとは?

ではまずは株式型クラウドファンディングについてお話していきましょう。
株式型クラウドファンディングとはベンチャー企業など非上場企業の未公開株に投資することができるクラウドファンディング。
アメリカやイギリスなど海外ではすでに導入されていますが、日本では2015年5月の金融商品取引法の改正により解禁され、アベノミクス成長戦略の“第三の矢”として期待されている投資商品です。
株式型クラウドファンディングを導入したらどうなる?
また、この株式型クラウドファンディングを導入することで、日本では今まで大々的に呼びかけることができなかった非上場企業の未公開株の株主募集を一定の条件下であれば、ネット上で呼びかけることが可能となります。
・1つの企業に対して投資家が投資できる金額…50万円以下
・1年間で企業が募集できる金額…1億円未満
このように現在、投資家1人につき1社の投資上限は“50万円以下”、資金を集める企業が1年間に募集できる金額は“1億円未満”という条件下であれば非上場企業に投資することが可能です。
なぜこのような条件がついているのかと言うと、ベンチャー企業など非上場企業への投資は企業の倒産や事業の失敗などそれなりのリスクが伴うから。よって大損をする人がでないようにするために現在の日本では規制を強めているというわけです。
しかし、そんなリスクが伴う株式型クラウドファンディングは危ないのでは?と考える方がいると思います。
たしかに安全性を考えると、当然安全性が高い投資商品だと断言することはできません。ですが「LINE」や「ソフトバンク」などベンチャーから始まり一気に上場企業に上り詰めた企業もあるように、もしも投資した企業や事業が成功を収めればその分大きな利益を得られるということ。
FXや株式がそうであるようにハイリスクであるからには得られるリターンも大きくなるということです。
株式型をいち早く取り入れたスマートエクイティ!
では今度はそんな注目の株式型クラウドファンディングを日本でも初めて取り入れることを決定した「スマートエクイティ」についてお話していきたいと思います。
スマートエクイティとは?

スマートエクイティとは2015年5月にサービスを開始した証券会社のAIP証券が運営する投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービス。
証券会社が運営するクラウドファンディングサービスとしてはクラウドバンクに続いて2例目で、今まで個人投資家では触れることの少なかったプロ投資家向け投資、海外投資、社会貢献型投資などの投資機会を厳選して紹介。
目標利回り5~10%と高利回り投資案件に一口あたり10万円という少額からの投資を可能としており、東洋経済にその名が掲載されるなど注目されているサービスです。
スマートエクイティはどんな株式型投資案件を提供するのか?
ではそんなスマートエクイティですが、気になるのは株式型クラウドファンディング第一号案件としてどんな投資案件をだしてくるのか?ということ。
現在の動きとして分かっているのは株式型クラウドファンディングの案件掲載に向けて審査を行っているという情報で、2016年6月17日の最新情報では下記のように発表されています。
AIP証券株式会社(以下「弊社」と言います。)は、日本初の「株式投資型クラウドファンディング」を7月にスタート致します。
現在、具体的に2つの会社(業種的には「インターネットメディア」と「スマートフォンゲーム」の2社)の株式を募集する前提で、企業内容の審査等の準備を進めております。
参照プレスリリース
このように現在マートエクイティを運営するAIP証券は「インターネットメディア」と「スマートフォンゲーム」2社の株式を考えているとのこと。
しかし、公式サイトでは2016年7月スタートと記載されていますが、日本初の試みということもあって実際に開始されるまでには多少のズレが生じる予感。
そのため、まだ少し先になってしまうかもしれませんが、ネットやスマホゲームなど成功すれば熱い業界での株式を考えているということで、もしうまくいけば株式型クラウドファンディングの第一号としてかなりの盛り上がりが期待できる投資案件になるのではないでしょうか。
2016年8月追記
株式型クラウドファンディングに関してスマートエクイティから開始予定時期を7月から8月下旬へ変更するとの発表があったので追記します。以下の文章がスマートエクイティが公式サイトで発表している内容です。
7月にスタートする予定で進めていた「株式投資型クラウドファンディング」ですが、投資家の皆様に万全を期してご提供する為に、募集のスタート予定時期を8月下旬に変更いたします。
「株式投資型クラウドファンディング」については、投資家の皆様、資金調達を希望している企業等、多くの方から、期待している趣旨のご意見を頂いております。募集開始時期が遅れる事となりましたが、万全を期してよい案件をご提供したいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
*8月下旬に募集開始というのは、現時点での予定であり、決定している事項ではございません。
まだ決定という訳ではないようですが、万全の準備を整えているようで、今からどんな投資案件が公開されるのか楽しみです。
株式型の新サイトができるのか?
しかし個人的に気になるのは株式型の新サイトができるのか?ということ。現在管理人は今のスマートエクイティでの口座開設は行っていますが、新しいサイトができるのであればまた新しく口座を開設する必要があります。
今回の株式型クラウドファンディングは国内でも第一号となり、注目が集まるのは間違いないので新規口座開設をしなければならないのか?実際に問い合わせたところ、以下の回答が返ってきました。
スマートエクイティ回答
株式型クラウドファンディングは、現在のスマートエクイティで募集を開始いたします。 他の別サイトを開設する予定はございません。
このため、株式型クラウドファンディングにご興味をいただけましたら、 現在のスマートエクイティに会員登録をしていただきたいと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
よって株式型クラウドファンディグは現在のスマートエクイティにて募集が開始されるので、新サイトでの口座開設は不要とのこと。
個人的には現在のスマートエクイティの口座は持っているので新規で口座開設する手間が省けて有難いです。しかし、スマートエクイティの口座開設は3~5日程の時間を要するので、株式型に興味はあるけどまだ口座を持っていないという方は早めに口座開設しておいたほうがいいかもしれません。
さいごに
アベノミクス成長戦略として解禁された株式型クラウドファンディング。
そんな株式型を日本でも初めて取り入れる「スマートエクイティ」に今後注目が集まりそうです。現在、インターネットメディアとスマートフォンゲーム2社の株式を募集する方向で審査の準備を進めているということですが、一体どんな投資案件になるのか今後の動きに期待しましょう。
また、スマートエクイティは投資型クラウドファンディングとしてすでにサービスを開始していますが、株式型も現在のサイトにて募集が開始されるとのこと。よってまだ口座開設をしていない方は早めに口座開設を行っておくことをおすすめします。
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