どんなリターンがありますか?
クラウドファンディングにはどんなリターンがあるか教えて下さい。
大きく分けてお金が発生するリターンと発生しないリターンがある

クラウドファンディングは中でも「投資型」「非投資型」という“お金が発生するリターン”と“お金が発生しないリターン”の2種類に分類されている為、どの投資タイプを選ぶかでリターンの内容が変わってきます。
このように2種類の投資タイプでリターンの内容も変わります。それでは、下記でそれぞれのタイプ別に具体的なリターン内容を挙げていきましょう。
投資型のリターン内容
融資型(貸付型)

融資型(貸付型)は別名“ソーシャルレンディング”とも呼ばれており、インターネットを通じて企業や個人にお金の貸し付けを行うサービスです。銀行の定期預金の金利が1%未満なこと対し、リターンとして5~10%といった高い金利が手に入るため、近年では新しい資産運用として投資家に活用されています。
たとえば…
とある企業に100万円を金利10%でお金を貸し出した場合、借主は月々の返済額+金利10%を毎月返済することになります。
つまり毎月金利分の10万円がリターンとなる訳です。
この10万円からクラウドファンディング業者の手数料などが差し引かれ、残った分が投資家に分配されるというのが融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の仕組みです。
融資型クラウドファンディングはFX取引のようなキャピタルゲイン(売値が買値を上回ることで得られる利益のこと)形式の投資ではなく、インカムゲイン(家賃収入や貯金による利子などのこと)を主体とした資産運用方法なんだね!
そうなんじゃ。専門的な知識がない方でも比較的安定した収益を得られる上に、最近では1万円から投資できるところが増えてきたという点も人気の理由なんじゃよ。
ファンド型(事業投資型)

■営業者例:セキュリテ
「事業支援をする」という意味では融資型(貸付型)と大きな違いはありませんが、分配時の金利が支援した企業の売上に応じて上下するというのがファンド型の特徴です。
ただし、商品や製品がリターンとして設定されている案件も多く、金銭的なリターンを得る目的よりも社会貢献の要素が強い傾向があります。
日本国内ではまだあまり普及していないサービスで、ファンド型のクラウドファンディングを行える営業者は限られている状態なんだよ。
株式型

■営業者例:FUNDINNO
株価の上昇が期待できるベンチャー企業の株を購入、会社が成長した後にその株を売却することで株を購入した時との“差額”をリターンとして得る事ができるクラウドファンディングです。
ファンド型同様、日本ではまだ普及しているとは言えませんが、海外では徐々に広まってきているサービスでもあります。
非投資型のリターン内容
購入型

金銭的なリターンが得られる投資型とは対照的に、商品やサービスなどが得られる購入型クラウドファンディング。
例えば、自分の好きなアニメのグッズ制作プロジェクトに購入という形で資金を提供することで、そのリターンとして“限定グッズ”を手に入れるなどの魅力があります。
感覚的にはネットショッピングに近いものがあるが、あくまでプロジェクトが成功した場合にのみリターンが得られるという意味では支援者にリスクが伴う事を忘れてはいかんぞ。
寄付型

一部では政府(自治体)が行うクラウドファンディング(ふるさとチョイス)のように、ふるさと納税対象のものもありますが、基本的には「寄付」の文字通り見返りを求めず行うクラウドファンディングです。
災害に対する復興支援や障害者支援などの名目で寄付を募っている場合が多く、主に人助けを目的としたクラウドファンディングのため金銭的リターンや製品などのサービスはありませんが、コンビニなどの募金などと比べて資金の使用目的がはっきりしている点では安心して寄付が出来る形となっています。
このように種類別でリターンの内容は変わってきます。
今紹介したものは全て例ですが、クラウドファンディングのリターン内容も金融、社会問題、ゲームや音楽など様々なジャンルに幅が広がっているようです。
「リターンで資産運用をしたいから融資型」「自分の欲しい商品を手に入れたいから購入型」など、どんなリターンを得たいのか自分の目的に合ったクラウドファンディングサイトを選ぼう!
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