海外では既にサービスが広がっていた株式型クラウドファンディングですが、日本でも2014年にベンチャー企業の資金調達を支援する目的とした改正金融商品取引法が成立した事により、2015年に解禁となりました。
まだ比較的新しい金融商品なので現在日本では取り扱っているサービス業者が少ないですが、これまで売買が禁止されていた未公開株に投資出来る事から注目度が高まっています。
基本的に株式なので配当率は業績によって決まるため融資型のように事前に利率が決められておらず、当然売却益(キャピタルゲイン)を得ることもできますが、いつでも誰にでも売却出来るというものではないため長期保有を視野にいれた投資として先行きを見る事が求められると言っても過言ではありません。
また、上場株式の売買と異なり株式型には以下のような規制があります。
株式型クラウドファンディングは非上場株式が対象なため、一般の上場株式へ投資を行うよりもハイリスクになるという点がデメリットです。その分ハイリターンを狙える投資でもありますが、最悪の場合は出資先が倒産し、資金が戻ってこないというケースも考えられるでしょう。
一方ではビジネス的成功を収めて将来的に株式上場といった展開になることも考えられます。そうなると、出資額の何十倍もの売買益を得る可能性もでてくるため、企業の先行きや将来性、安定性を見極める力がある方にとっては融資型(貸付型)やファンド型よりも多くの収益に期待することも可能です。
ただし、このページの始めにも説明したとおり現在の日本国内において株式型クラウドファンディングを提供しているサービス業者はありません。
株式型
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