
株やFX、先物で投資をしようと思ったら、まずはチャートを見る方がほとんどではないでしょうか。
チャートにも色んな法則があって、それらの法則を見つけるだけでグンとチャートが読みやすくなり、勝つ投資をすることができるかも?しれません。
いくつかある法則の中の1つが、グランビルの法則。
これは一体どんな法則なのか、ここで分かりやすく解説して行きたいと思います!
グランビルの法則ってどんな法則?
グランビルの法則は、アメリカの有名な投資分析家、ジョセフ・E・グランビルが1960年に考案した法則のこと。
今よりも60年近く前に考案された法則なので、「もうそんな古い法則通用しない」と考える人がいる一方で、今でも投資の指針にしているプロが多いのも事実です。
グランビルの法則に限らず、色んな法則を見てみて自分がこれだ!と思えるものを指針にしていけばいいよね!
このグランビルの法則には、8つの法則があります。
ここではその8つを、1つ1つ確認していきたいと思います。
まずは実際のチャートを見て法則が当てはまっているところを沢山探してみるのが大切じゃ!
8つの法則をマスターしよう!
チャートにはローソクの他に、移動平均線が表示されている事がほとんどで、それをしっかりチェックしている人も多いです。
過去の一定期間の価格の終値の平均値を毎日算出して、折れ線グラフ化したもの。
グランビルの法則は、この移動平均線とローソクの動きから、「ここが買い!」「ここが売り!」という様に売買ポイントを提示していて、その売買原則は買いポイント4つ、売りポイント4つの計8つからなっています。
では実際に8つの売買原則を1つずつ見ていきましょう。
まずは買いの法則から見ていこうかの。
買いの法則①

移動平均線が下がった後、横ばいになるか上がりつつあるところで、ローソク足が移動平均線の下から上へクロスしたポイント。
これは下降トレンドから上昇トレンドに転換したポイントと言えるところでよく見られるものです。
買いの法則②

移動平均線が上がっているところで、ローソク足が移動平均線の下から上へクロスしたポイント。
押し目買いのチャンスがあるポイントと言えます。
移動平均線とローソク足が近付いたところ、またはローソク足が移動平均線より少し下回ったところで購入する事のこと。
その後上がる事を予測して購入しますが、そのまま価格が下がっていくというリスクはあります。
買いの法則③

上がっている移動平均線の上にローソク足があって、移動平均線に向かって下がっていくものの、クロスせずにまたローソク足が上がっていくところのポイント。
移動平均線を下回らずに価格が上がった場合上昇トレンドは続いていると見る事ができ、買い増しをしたりや底値で買いそびれた人が入るチャンスポイントです。
買いの法則④

移動平均線が下がっているところで、ローソク足が移動平均線とかなり離れて大きく下がっていったところ。
そのまま下がっていく可能性が高いポイントでもあるので、なかなか入るのが難しいところです。
次は売りの法則を見ていくよ!
売りの法則①

移動平均線が上がった後、横ばいになるか下がりつつあるところで、ローソク足が上から下へクロスしたポイント。
上昇トレンドから下降トレンドに切り替わるポイントと言えます。
売りの法則②

移動平均線が下がっているところで、ローソク足が移動平均線の下から上へクロスしたポイント。
下降トレンドの中で一時的に上昇したところで、売りを入れるところです。これを戻り売りと言います。
売りの法則③

ローソク足が下がっている移動平均線の下にあって、移動平均線に向かって上がって行くもクロスせずに下がっていくポイント。
売りの法則④

移動平均線が上がっているところで、ローソク足が移動平均線とかなり離れて大きく上がっていったところ。
そのまま大きく上がって行く可能性も高いポイントなので、注意が必要です。
まとめ
この様に8つの法則からなるグランビルの法則ですが、ただ見ているだけでは何がなんだか最初はわからないかもしれません。
これを実際のチャートに当てはめて自分なりに判断していくことで今後の予測を立てることができるので、まずはチャートを見ながら8つの原則の中で当てはまる場所はないか?当てはまった場所の後はどんな動きをしているか?を確認して行くことで、どんどんチャートを見るのが楽しくなっていきますよ!
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