
様々な手法があるトレードの世界ですが、「ピラミッディング手法」というのをご存知でしょうか?
上手くいけば莫大な資産を築けると言われているこの手法、一体どんな方法なのか見ていきましょう!
トレードのピラミッディング手法(増し玉)
株式やfxなどのトレードで一度に多くのポジションを持たずに分割して買い増す、もしくは売り増す方法のことを「ピラミッディング手法」と言います。
ピラミッティング手法を使えば、もし逆行して損切りしたとしても低リスクで済みます。
また、この手法の大きなメリットは、利食いまでの最終的なポイントまで到達すれば大きなリターンを得る事が可能な点です。
もちろんメリットばかりではなくデメリットもあり、一度乗った利益を二度目の増し玉によって相殺されてゼロもしくは微損になってしまう事もあり得ます。
これにはどちらが良いということはなく、相場の波に乗る事さえ出来れば非常に有効な手段である事は間違いありませんし、莫大な資産を築いている世界一の投機家ジョージ・ソロス、増し玉で大成功を収めたジェシー・リバモア、日本トップトレーダーのcis氏が証明しています。(cis氏については後述)
ピラミッディング手法と逆ピラミッディング手法
ピラミッディング手法は、株式なら一回目に500株、二回目に300株、三回目に200株と1,000株を分割して1回目より2回目、2回目より3回目のポジション量を減らしていきます。同じ比率で入れていく場合もあります。

それらに対して逆ピラミッディング手法は一回目に200株、二回目に300株、三回目に500株とポジション量を増やしていきます。
ピラミッディング手法はピラミッドの形からの由来で、下が大きく上は小さくといった形になるんですね。
ナンピンとの違い
分割売買法の「ナンピン」と「ピラミッディング」のどちらも増し玉をすることに変わりはありませんが利益が乗っている状態なのか、それとも損失が出ていて平均取得単価を有利な方向に持っていくかで変わってきます。
以下にどちらも5,000円で株式を購入した場合の例を見ていきましょう。
ナンピン
5,000円で100株購入して、4,500円に下がったところで100株を追加購入。
そうすることで平均取得単価を4,750円のように有利にさせる方法です。
一度に5,000円で200株を購入するよりもリスクは少なくなっているのが分かります。
株のナンピン買いの危険性とは?ベストタイミングはあるの?
ピラミッディング&逆ピラミッディング
5,000円で100株購入して、5,500円になったところで100株を追加購入して更なる利益を追求していく方法です。
どちらも共通しているのは一度に多くのポジション量を入れるよりもタイミングを分割することによって損失は最小限に済む事が分かりますね。
俗に「コツコツドカン」と言われる事があるけれど、ナンピンがコツコツドカンで損失を被るパターン、ピラミッディングそして逆ピラミッディングがコツコツドカンの利益を上げるパターンと一般的には言われているよ!
cis氏のピラミッディング手法
cis氏は日本代表トップトレーダーで、投資家であれば知っておかないと恥ずかしいぐらい日本では有名です。
資産200億円以上をデイトレードやスイングトレードで稼いでいるcis氏ですが、ピラミッディング手法を使っていると言われているのでご紹介します。
cis氏のピラミッディング手法は同じ量を入れていく方法です。先ほどのように株式で説明すると500株、500株、500株と分散してポジションを取っていきます。
採用している理由としては、ピラミッディング手法と逆ピラミッディング手法のいいところを取った手法であるからだそうです。
日経だけあまりリバらなくて危うさ満点だが!
— cis@株 先物 FX 仮想通貨 リネレボ (@cissan_9984) 2018年7月5日
ここは利食いせずに買い持ちホールドいったろー
cis氏のツイッターを見ると買ったタイミングや売ったタイミングなどリアルタイムでツイートしているから、興味のある方は要チェックじゃ!
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