
2012年に政府が再生可能エネルギーの普及を目的として固定価格買取制度を開始したことにより、何かと話題となっている「太陽光ファンド」。
安定した投資先として知られていますが、どんなメリットやデメリットがあるか詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は太陽光ファンドのメリットとデメリットを詳しく解説!話題の太陽光ファンドを有効に活用し、低リスクな資産運用を行うために基本を抑えておきましょう。
この記事の目次
太陽光ファンドとは?

ではまずはじめに、太陽光ファンドについて簡単に解説していきたいと思います。
太陽光発電に10万円から投資できる融資型クラウドファンディング!
太陽光ファンドとは今までお金持ちや企業しか行えなかった低リスクの太陽光発電投資に一口10万円程度から参加することができる融資型クラウドファンディングの仕組みを活かした新しい投資商品です。
太陽光発電投資は自宅や空き地にソーラーパネルを設置し、その発電で得た売電収入を得られる投資。一度設置を行うと長期的に安定した収益を得られることから、低リスクの投資先として人気があるが、土地の確保やパネルの設置など初期費用として数百万円が必要となることから一般の人は手を出しづらい投資先としても知られている。
そこで、その太陽光発電投資を少額から行えるのが太陽光ファンドです。
太陽光ファンドは通常の太陽光発電投資と違い、大勢の投資家から少額ずつお金を集め、太陽光発電の設備を購入。その為、一口あたりの投資金は10万円程でも大勢の投資家から集めることで少額での投資が可能となり、誰でも太陽光発電投資を始めることができるという仕組みとなります。
また、冒頭でもお話したように「固定価格買取制度」が開始されたことで、およそ20年間は政府による買取が保証されており、長期的に安定した収益が得られる投資先として話題となっているという訳ですね。
とはいえ「投資」である限り、気をつけておきたいのがデメリット。次の項目ではそんな太陽光ファンドのデメリットについて解説していきます。
太陽光ファンドのデメリット
その1:地震や噴火などによる災害リスクの可能性

まずはじめにデメリットとして考えられるのは、地震や噴火など大規模な自然災害が発生した場合に発電がストップしてしまう可能性。
これは地震や噴火などの災害は予測することが難しいという点や、現状では太陽光発電に対してこれらの大規模災害を保証する保険がないということが原因です。
では保険がなければ「何も対処してくれないのではないか?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。
運営会社はこれらの大規模災害に対して、耐震性のあるパネル設計や被害を受けない安全な場所の選定など独自の対策を行っており、保険に関しても地震や噴火以外の自然災害(台風、水災、落雷、竜巻など)に対しては保険に加入するなど災害リスクを最小限に抑えています。
その2:日射量により収益が左右される

次に日射量により収益が左右されるというデメリットが挙げられます。
当たり前ですが、太陽光発電は日射により発電しているため、当然日射量が減少するとその分の収益も減ってしまうということです。
ただしこのデメリットは裏を返すと、予想以上に日射量が多かった場合は収益が増えるというメリットになる可能性があります。実際に太陽光ファンドを運営するZEC(ゼック)では、分配シュミレーションを上回る分配金を出しており、予想外に多くの収益を得ることが可能です。
その3:元本の保証がない

最後に挙げられるのは元本の保証がないというデメリットです。
元本とは投資の元手となる資金のことで、このデメリットは万が一問題が発生した場合にその資金が戻ってこないリスクがあるということを指しています。
ではなぜ元本の保証がないのかと言うと、これは出資法第1条において元本保証とうたって出資の募集を行うことが禁じられているから。そのため元本の保証はありませんが、どんな投資にもお金を失うリスクはつきものであり、太陽光ファンドに限ったことではないということが言えるでしょう。
いかがでしたか?
このようにいくら低リスクの太陽光ファンドとは言え、デメリットは存在します。
しかし、太陽光ファンドにはこれらのデメリットを含めてもたくさんの魅力があるのも事実です。そこでここからはそんな太陽光ファンドのメリットを紹介していきましょう!
太陽光ファンドのメリット
その1:銀行預金を上回る高利回りの配当を受けれる

最初にメリットとして挙げられるのが、銀行預金を上回る高利回りの配当を受けることができるという点です。
銀行預金は太陽光ファンドに似て、比較的安全性が高い投資先として人気がありますが、その金利は大手の銀行でも0.01%(※みずほ銀行の場合)と、資産を増やすには相当な年月を費やします。
その一方で太陽光ファンドの場合、低くても5%前後~8%前後(※案件により異なる)の高利回りです。
主な太陽光ファンド運営会社の参考利回り
参考利回り:8.0%~9.0%
参考利回り:5.5%~5.7%
よって太陽光ファンドは資産運用としてお金を少しずつ増やすという面でも、銀行預金より効率よく行える投資先だと言えるでしょう。
その2:一口10万円程度からの少額投資が可能!

次に紹介するのは、人気の太陽光発電投資に一口10万円程度から参加できるというメリット。
前述したように、太陽光発電投資は元々低リスクの投資先として人気がある一方、初期費用が数百万円~と高額になることから、今まで一部のお金持ちや企業しか投資することができませんでした。
しかし、太陽光ファンドでは一口10万円程度からの少額投資をすることが可能。それにより一般の方や投資初心者の方でも手を出しやすい投資先として、気軽に始めることができます。
その3:誰でも低リスクで計画的に資産運用が行える

最後に低リスクで計画的に資産運用が行えるというメリットを紹介します。
なぜ低リスクなのかというと、太陽光発電システムは一度設置を行えば災害などの影響を受けない限り、安定した稼働が見込まれるからです。
よって投資特有の値動きなどを気にする必要がなく、一度投資を行った後は分配金が入るのを待つだけという投資スタイルとなる為、忙しいサラリーマンや主婦の方でも比較的安全な投資が行えます。
また、何か大きな問題が起こらない限り「固定価格買取制度」によりおよそ20年間は政府による収益が約束されているので、長期的な計画を立てて資産運用を行うことも可能です。
まとめ
このように太陽光ファンドは少額から始められ、安定収入を得ることができるということから“誰でも始められる新しい資産運用”として話題となっています。
よって将来的に資産を残したいと考えている方や、安定した投資を行いたい投資家の方にもオススメの投資先だと言えるでしょう。
太陽光ファンドの詳しい仕組みやオススメ業者はこちらで紹介しているので、興味がある方は是非一度チェックしてみて下さい。
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