日本国内で最初に普及したのがこの購入型(報酬型)クラウドファンディング。
金銭的なリターンはないが、まだ世の中に出回っていない新しいアイディアの誕生に立ち会うことができ、誕生したモノやサービスを得られるというリターンがあります。またアニメやゲーム、音楽や映画などジャンルの充実からも幅広い年齢層からの支持を集めており、現在国内では主流のクラウドファンディングとも言えるでしょう。
また、購入型の仕組みは更にその中でも「All or Nothing(達成後支援)型」「ダイレクト(即時支援)型」という2つに分かれており、All or Nothing型は商品の開発などを目的としたプロジェクトに多く、目標金額に達成した場合のみ実行されます。よって達成できなかった場合にはリターンが無く、支援金が全額返金されるという仕組みです。
その一方で、ダイレクト型は寄付などを目的とした見返りを求めないプロジェクトなどでよく利用されおり、目標金額の達成に関わらず実行されるので支援者に返金はありません。その為、お礼や活動報告などちょっとしたリターンが用意されている場合が多いです。
購入型のクラウドファンディングはまだこの世にない未知のモノやサービスに対して購入という形で資金を提供するものです。その為、資金を提供したからと言って必ずしもそのプロジェクトが成功するとは限らないというデメリットがあります。
しかし、裏を返せば今まで出会ったことのないモノや味わったことのないサービスの体験など、新しい感動を味わえるということです。現に「CAMPFIRE」や「Makuake」など多くの国内サービス業者が新しい製品の開発やイベントなどを実行し反響を集めていることからも、新しいアイディアの誕生に参加できるということは最大のメリットと言えるでしょう。
このように多くのプロジェクト実現の可能性を持っている購入型クラウドファンディングの人気は今後も加速することが予測されており、国内では上記のサービス業者以外にもアニメや地域に特化したサービスなど様々なジャンルの業者が誕生しています。ジャンルにとらわれず多くの人々の参加が期待できる購入型クラウドファンディングから今後も目が離せません。
購入型
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