
新商品の開発やアニメの2期制作、アイドルの応援、地震の被災地支援など、様々な場面でその活用を耳にする購入型クラウドファンディング。
ここ1年でクラウドファンディングという言葉をTVやSNSなどで知ったという人も多いのではないかと思いますが、その人気に伴って多種多様なクラウドファンディングサイトが登場。しかし、その一方で競争率が激しくなり、2016年、2017年とサービスを終了してしまったクラウドファンディングサイトもあります。
そこで今回は2018年現在、国内にはどんなクラウドファンディングサイトがあるのか調査し、2018年最新版の購入型クラウドファンディングサイトをジャンル別にまとたので紹介します。「クラウドファンディングで資金を集めたい!」と考えている方も、「新しい体験をしてみたい!」と思っている方も是非参考にして下さい。
総合
ではまずはじめに、総合サイトとしてまだこの世にない新しい商品の開発や社会貢献など様々なジャンルに特化したサイトを紹介します。
READY FOR?(レディーフォー)

公式サイト:READYFOR?(レディーフォー)
「READY FOR?」はオープンから4,200件以上の資金調達を行い、日本最多の15万人から23億円以上の支援金を集めている大手の購入型クラウドファンディング運営サイト。社会貢献から国際支援に関するプロジェクトなど幅広いジャンルを取り扱っています。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

公式サイト:CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
「CAMPFIRE」は日本でも最大級のクラウドファンディングサイト。音楽、本・漫画、アート、映画、プロダクトなど多くのジャンルのプロジェクトを扱っており、国内でも多くの人に利用されています。
Makuake(マクアケ)

公式サイト:Makuake(マクアケ)
サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営する「Makuake」。ジャンルを問わない斬新で新しいアイディアが掲載されており、ニュースやまとめサイトなどでもその商品が紹介されるという話題が絶えない人気サイトです。
kibidango(きびだんご)

公式サイト:kibidango(きびだんご)
「kibidango」は成功率80%を誇っているクラウドファンディングサイト。モノ作りをはじめイベントの企画など様々なアイディアをプロジェクト化することができます。話題となっている大阪心斎橋の猫ビルもこのサイトから誕生しました。
MotionGallery(モーションギャラリー)

公式サイト:MotionGallery(モーションギャラリー)
「MotionGallery」は米国のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」と提携しているクラウドファンディングサイト。世界での活動を視野に入れているプロジェクトは、Indiegogo内の特設ページを通して取り上げられていることでも知られています。
COUNTDOWN(カウントダウン)

公式サイト:COUNTDOWN(カウントダウン)
世界に挑戦という言葉がコンセプトの「COUNTDOWN」。その言葉の通り、日本国内だけでなく海外のサポーターからも資金援助が受けられるという特長を持ち、ユニークで革新的なコンテンツの制作、伝統などを世界へ向けて発信することができます。
moonshot(ムーンショット)

公式サイト:moonshot(ムーンショット)
困難でも実現すれば大きなインパクトを与える壮大な課題や挑戦がコンセプトのMoonshot。2014年4月のサービス開始からプロジェクト成功率は業界最高水準の86%(2015年2月時点)を記録するなど、成果を上げています。
ENJINE(エンジン)

公式サイト:ENJINE(エンジン)
世界初のチケット購入型クラウドファンディングとして誕生したENJINE(エンジン)。世の中でまだ実現していない新しいサービスや商品を、特別なチケットでどこよりも早く購入することができる世界初のクラウドファンディングサイトです。
DISCOVER(ディスカバー)

公式サイト:DISCOVER(ディスカバー)
今まで見たことのないユニークなプロダクトを発見できるDISCOVER(ディスカバー)。すべてのプロジェクトに動画がついており、動画によってプロダクトの持つストーリーやこだわりを細部まで知ることができます。
OTSUCLE(オツクル)

公式サイト:OTSUCLE(オツクル)
徳島大学から生まれ、一般社団法人大学支援機構が運営しているOTSUCLE。研究・教育支援を中心に、未来をつくる研究・教育・社会貢献分野などのプロジェクトが多数掲載されています。
アニメ・漫画
では次に紹介するのはアニメや漫画に特化したサイトです。プロジェクトを達成することで、通常では手に入らない限定グッズを手に入れたり、気になっていた作品をアニメ化するなど、好きな方には嬉しい魅力が多いのもこの分野の特徴。
トリガー

公式サイト:トリガー
マンガサロン「トリガー」は東京都渋谷区に実際に存在する4,000タイトル以上のマンガを取り揃えたカフェバー&イベントスペース。そのトリガーが提供するマンガ業界を盛り上げるクラウドファンディングサイトとして、漫画の連載支援やコスプレ写真集の発売など様々なプロジェクトを取り扱っています。
FUNDIY(ファンディー)

公式サイト:FUNDIY(ファンディー)
「作家とファンの想いを叶える」をテーマに掲げたアニメに特化したクラウドファンディングサイト「FUNDIY」。プロの漫画家や作家のプロジェクトを多く取り扱い、アニメーション制作やスマートフォンアプリ制作など幅広く活用されている注目のサイトです。
UNEEDZONE.JP(ユニゾン・ジェーピー)

公式サイト:UNEEDZONE.JP(ユニゾン・ジェーピー)
最近では、Diesiraeアニメ化プロジェクトで9,600万円以上を集めたことで話題のUNEEDZONE.JP(ユニゾン・ジェーピー)。その他にも、ドラマCDやゲーム制作、ライブイベントなどのアニメ・漫画にかかわる分野を広く扱っているのが特徴です。
アイドル
続いて、アイドルに特化したサイトを紹介!大好きなアイドルの夢を一緒に叶える為に、CDを購入するというカタチ以外の支援ができます。支援を行うとリターンとしてアイドルの限定イベントに参加できるなど、実際に本人と会えるという特典つきのプロジェクトも多く魅力的です。
PigooFactory

公式サイト:PigooFactory
「PigooFacotry」は写真集を出版したい。ワンマンライブを開催したい。番組を制作したい。など様々なアイドルの夢を叶える為のクラウドファンディングサイト。夢に向かって頑張るアイドルとファンの願いを実現することが可能です。
ドメスチック!

公式サイト:ドメスチック!
「ドメスチック!」はファンとアイドルの関係性を一気に変えるクラウドファンディングサービス。ファンがアイドルをプロデュースしたり、デビューさせることができるなど企画や立案、リハーサルの段階から参加することが可能。今までにない全く新しい体験が味わえるということから話題となっているサイトです。
girls be(ガールズビー)

公式サイト:girls be(ガールズビー)
「girls be」は“わたしの夢が叶う時間-とき-”をコンセプトにアイドルが叶えたい夢と、応援したいファンとを繋ぐアイドル専門のクラウドファンディングサイト。サイトのオープン後、2017年1月からはテレビ埼玉にてアイドルの素顔に焦点を当てたトーク番組も放送されるなど話題性も高いサービスとなっています。
音楽・バンド
次に紹介するのは音楽に特化したミュージシャンやバンドマンなど夢を目指している人を応援するクラウドファンディングサイト。好きなバンドを応援したり、自分が夢を叶える為に利用したり、ファンとミュージシャンを繋いでいます。
WIZY(ウィジー)

公式サイト:WIZY(ウィジー)
「WIZY」はアーティストとファンの想いを繋ぎ、その実現をサポートするファン参加型ミュージック・プラットフォーム。レコチョクが運営を提供しており、今までにも「AI」や「ハジ→」などのアーティストも参加しており、通常では手に入らないアイテムや特別音楽体験ができるのもこのサイトの特長です。
muevo(ミュエボ)

公式サイト:muevo(ミュエボ)
「muevo」は音楽を愛する全ての人に、新しい感動体験を提供するファン参加型ミュージック・プラットフォーム。通常では購入する事のできない限定グッズやまだ得た事の無いアーティストの新しい音楽と出会え、体験できるサイトです。
we fan(ウィーファン)

公式サイト:we fan(ウィーファン)
「we fan」はインディーズレーベルLD&Kが運営する、アーティストの「夢を叶える”追い風”を送る」ためのプラットフォーム。レコード会社に頼らない愉快な音楽生活をテーマに、夢はあるが壁にぶつかっている全国のアーティストやクリエイターをサポートしています。
地域
続いて紹介するのは地域の活性化や地方創生に特化しているサイト。自分のふるさとを守るために活用したり、好きな地域の応援をして特産物をもらったりと、全国規模で地域を盛り上げていくことができます。
FAAVO(ファーボ)

公式サイト:FAAVO(ファーボ)
「FAAVO」は地域を盛り上げるプロジェクトに特化したクラウドファンディングサイト。サイト内でも特徴的なのが福岡、宮城、東京など地域によってそれぞれサイトが分かれていること。現在全国規模で運営する地域支援サイトとして人気が高まっています。
Dream raising(ドリームレイジング)

公式サイト:Dream raising(ドリームレイジング)
「Dream raising」は地域密着型のクラウドファンディングサイト。地域で色々な新しいことにチャレンジしている人々の夢の実現を応援し、地域活性化のためのプロジェクトから音楽や映像などのアート分野、飲食店などの食分野まで幅広いプロジェクトを取り扱っています。
ACT NOW(アクトナウ)

公式サイト:ACT NOW(アクトナウ)
北海道を初めとする「地域活性化」と「自己実現」を旗頭にサービス提供を行うACT NOW(アクトナウ)。思い入れのある地域に支援するもよし、産まれた故郷に支援するもよしと、様々なプロジェクトを提供しています。
MOTTAINAIもっと(モッタイナイモット)

公式サイト:MOTTAINAIもっと(モッタイナイモット)
伊藤忠商事がミュージックセキュリティーズ等と業務提供して行うクラウドファンディング。毎日新聞、各地域の信用組合がサポートしているプロジェクトを支援して、地域活性化に貢献できます。
ビジネス・事業支援
続いて、ビジネスや事業の支援を行うクラウドファンディングサイトを紹介します。新しいモノづくりやイベントの企画など、ビジネスの成功の為に資金を集めたい人を応援しているサイトです。
zenmono(ゼンモノ)

公式サイト:zenmono(ゼンモノ)
「zenmono」は町工場が主役のモノづくりに特化したクラウドファンディングサイト。プロジェクトに失敗しても何度でも挑戦することが出来るスタンスで、仮に目標金額まで集められなかったプロジェクトでも、継続してサイトにプロジェクトを掲載することができるという特徴があります。
ShootingStar(シューティングスター)

公式サイト:ShootingStar(シューティングスター)
ビジネス支援に特化したクラウドファンディングサイト「ShootingStar」。代表を務める佐藤大吾氏は国内最大級の寄付型クラウドファンディングサイト「JustGiving Japan」を立ち上げた凄腕の社長であり、今後もその動向に注目が集まっているサイトです。
HATAAGE!(ハタアゲ)

公式サイト:HATAAGE!(ハタアゲ)
OPENから1年未満の新しいお店への支援ができるHATAAGE!(ハタアゲ)。All in方式で応援金はすべてお店の資金源となり、オーナーの想いや日々の活動レポートを通して一緒になってお店を盛り上げることができるのが魅力です。
有名企業の運営サイト
では最後に紹介するのは有名企業が運営するクラウドファンディングサイト。知っている企業のサイトだと比較的安心して利用することができるなどのメリットもあり注目されています。
GREEN FUNDING(グリーンファンディング)

公式サイト:GREEN FUNDING(グリーンファンディング)
TSUTAYAグループが運営する「GREEN FUNDING」。写真集や絵本などの出版、CDやDVDなどのエンターテイメントを始めとした様々なプロジェクトをサポートすることが可能です。過去には映画「新宿スワン」主演の綾野剛の巨大像を作るプロジェクトなどが話題になりました。
A-port(エーポート)

公式サイト:A-port(エーポート)
朝日新聞社が運営する「A-port」。新聞社だからこその発信力や拡散力があり、新しいビジネスや文化が生まれることを幅広い世代に伝えていけるという強みがあるサイトです。初めての試みとなる全国紙によるクラウドファンディングのサイトとして注目が集まっています。
BOOSTER(ブースター)

公式サイト:BOOSTER(ブースター)
PARCO(パルコ)が運営する「BOOSTER」。クリエイティブのプロによるプロジェクト成功の為のサポートや、全国のPARCOに加えてギャラリーやライヴハウスなど参加したプロジェクトのリアルな場づくりを必要に応じて設計してくれるなど、お金を集めて終わるだけではなく、新しい才能の発見を全面的に応援しています。
+Style(プラススタイル)

公式サイト:+Style(プラススタイル)
ソフトバンクが運営する「+Style」。「プランニング」「クラウドファンディング」「ショッピング」の機能を持ち、企業は消費者の声を取り入れながら商品の企画から販売までを行うことが可能になり、ユーザーは他では手に入らない商品を購入できます。
ケツジツ

公式サイト:ケツジツ
KADOKAWAが運営する受注生産販売プラットフォーム「ケツジツ」。一般に販売されていない商品の事前予約を募り、目標を達成した場合のみ制作して販売する仕組みです。また、商品だけではなく「成果が出る」仕事術セミナーやセルフネイル会など普段体験できない「学び」の為のプロジェクトも人気があります。
First Flight(ファーストフライト)

公式サイト:First Flight(ファーストフライト)
First Flight(ファーストフライト)はソニーが運営しているEC兼購入型クラウドファンディングサイトです。ソニーならではの未来的な商品や事業のアイデアが多く、ECサイトとして商品を購入することもできます。
WonderFLY(ワンダーフライ)

公式サイト:WonderFLY(ワンダーフライ)
WonderFLY(ワンダーフライ)はANAが運営している購入型クラウドファンディングサイト。審査で選ばれたアイデアに対してプロトタイプ作製資金をANAが提供し、その後クラウドファンディングによる資金調達のステップへと進むことができるという新しい仕組みを提供しています。
reUfunding(リユーファンディング)

公式サイト:reUfunding(リユーファンディング)
reUfunding(リユーファンディング)はヤフオク(Yahoo!JAPAN)が運営している購入型クラウドファンディングサイト。リユースで循環型社会を促進しながら未来を応援することができ、オークション形式で商品のリターンを得ることが可能です。
閉鎖したクラウドファンディングサイト
そして「クラウドファンディング」という言葉が広がる一方で、残念ながら閉鎖しまったクラウドファンディングサイトもあります。ここでは惜しまれつつもサービス終了となってしまったクラウドファンディングサイトを紹介します。
Crowdrive(クラウドライブ)

Crowdrive(クラウドライブ)はスマホアプリからTVゲームまであらゆるゲームに特化したクラウドファンディングサイト。このサイトでしか手に入らないレアなグッズやイベント、アイテムなどを手に入れることができたり、リリース後のスマホ向けゲームのイベント開催前に特典を手に入れることができるなど今までにないクラウドファンディングサービスを提供していました。
しかし、残念ながら2016年9月30日に閉鎖となり、現在はサイトを見ることはできません。ゲームに特化したクラウドファンディングとして期待されていただけに残念ですが、ゲームの制作資金をクラウドファンディングで調達するという事例も多いので、今後また新たなゲームに特化したクラウドファンディングサイトが登場するのではないかという期待は大きいです。
CROSSクラウドファンディング

人気のアニメ、ゲーム、クリエイター作品を中心とするクラウドファンディング型販売・完全受注生産を行う「CROSSクラウドファンディング」。ソードアートオンラインや刀剣乱舞など人気作品のオリジナルグッズを受注販売し、人気を集めていましたが、2017年6月6日に運営会社の「そらゆめ」が倒産。
同時にCROSSクラウドファンディングも閉鎖する事態となりました。しかし、2017年7月21日、電子書籍配信などを手がけるフォーサイドがCROSSクラウドファンディング事業を取得したとの報道も流れており、今後再開に向けて新たな展開が期待できそうなサイトです。
※この調査は2018年1月時点のものです。
まとめ
このように現在確認できたクラウドファンディングサイトだけでも20サイト以上、残念ながら閉鎖してしまったサイトも2サイト確認できました。
もちろんここでは紹介しきれなかったサイトもまだまだたくさんありますが、その種類は新商品開発からアニメやゲームなど特定のジャンルに特化したサイトまで様々!これだけ種類が豊富だと自分の好きなジャンルからサイトを選ぶ、目的に合わせてサイトを選ぶなど色々なクラウドファンディングサイト選びができるのではないでしょうか。
特に購入型クラウドファンディングは「こんな商品欲しかった!」「こんな夢が実現してるんだ!」など見ているだけでも楽しいサイトが多いので、あなたも是非お気に入りのサイトを見つけて楽しんで下さいね。
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