
ソーシャルレンディングを通して資産運用を行う場合、その運用期間は営業者や投資案件によって様々で、短期投資もあれば時間をかけて運用を行う中長期投資もあります。
文字通り短期運用は運用期間が短く、数ヶ月で元利金の完済が完了する案件がほとんどですが、中長期案件ともなると年単位で運用する期間をみておかなければなりません。
よってこれから出資を考えている投資家の方は、実際に資産運用を始める前に短期投資、長期投資のそれぞれのメリットとデメリットを把握しておきましょう。
長期案件に投資するメリット

代表的な長期運用案件と言えば太陽光ファンドのような数年~最長20年の長期安定利回りが見込めるファンドを指しますが、太陽光ファンドを取り扱っていない営業者では運用期間1~2年前後の運用期間で案件を提供している営業者も多く、元利金の回収を年単位で行う出資方法です。
長期案件で資産運用を行うメリットは、ファンドの運用自体に問題がなければ長い間安定した分配を受け取れるという点にあります。運用期間が短い場合は再投資先をその都度選定する必要があるため、投資自体に時間をかけたくないという投資家層などには、長期案件が向いているかもしれません。
特に、長期案件として人気の太陽光ファンドでは日照が安定しており、設備も常に管理していれば再生可能エネルギーの固定価格買取制度によって国の保証もあります。そのため、子供のためなど将来的な考えから投資として活用している投資家も多く存在しているようです。
長期案件に投資するデメリット

一方デメリットは運用期間が長いため、長期間リスクが付き纏うという点です
太陽光ファンドを例に挙げると、ソーラーパネルの設置前、投資家から投資金を集め、設備工事に割り当てて運用していきますが、長期間であることから次のリスクが生じる可能性があります。
- 設置後長期間であるため、将来自然災害を受ける可能性がある
- ファンド運営会社が貸し倒れをして、配当金が受け取れない可能性がある
- 今後急遽、国の再生可能エネルギーの固定価格買取制度が変更されるなど回収できない可能性がある。それによって配当金に影響がくる可能性がある
どれも可能性でしかありませんが、ソーラーパネルは基本的に郊外に設置されているため、運用満期まで全く被害を受けることがないという保証はありません。土地付き太陽光発電には自然災害に対する保険や、太陽光システムの機器保証などもありますが、ファンドの規約にも自然災害などにより保証についてはしっかりと説明されている事でしょう。
また、国の再生可能エネルギーの固定価格買取制度について、年毎に買取価格を改定しているといいながらも、急遽、制度の変更が行われるような事があれば、買取価格が見込めないなど投資家が涙を呑む可能性もないとは言い切れません。
運用期間が長ければ長い分、時代の流れや環境の変化にさらされる事になるので、投資家はそのようなリスクをも踏まえた上で投資を心がける必要があると言えるでしょう。
どんな投資家が長期投資に向いているのか?

ソーシャルレンディングでは投資金や出資先を分散させることによってリスク分散を行う方法が主流ですが、一定の投資先にまとまった資金を預けたい場合や、その都度出資先を選定したくないという投資家は長期案件に投資する運用方法が向いていると言えるでしょう。
特に、日本人の場合は副業として資産運用を行っている投資家が殆どで、普段仕事で忙しい時間を過ごしている社会人にとっては投資の時間を作るという事自体難しいケースも少なくないため、極力投資に割く時間を減らしたいという方にはおすすめです。
長期投資はバランス良く保つことを心がけること、波風が立っても対処ができるように運用状況を見極めて資産と言う船を安定させることが重要とされます。
しかし、リスク面を配慮した短期案件にもメリットがあるため、長期運用と短期運用を自分の投資スタイルに合わせて選択することが大切です。短期案件、長期案件ともに、それぞれのリスク面を理解した上で出資先を選ぶ事で万が一の時でも他の出資先(案件)でリカバリーすることができるようになります。
リスク分散は、分散投資だけでなく時間レベルの分散投資を行うことで、「この資金は短期ファンドにどんどん投資していく資金」「この資金は長期保有する事で今はすぐに利用せずに将来的に償還されればいい資金」など運用資金を使い分ける事が可能となるでしょう。
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