
クラウドファンディングで資金を提供したプロジェクトやファンドが目標金額に到達せず失敗してしまった場合、支援者として心配なのが「お金は戻ってくるのか?」という事ではないでしょうか。
そこで今回はクラウドファンディングのタイプ別に起こる可能性のある返金トラブルとその対策を紹介します。期待して出資したのに「失敗して結局お金が返って来なかった」という嫌な思いをしない為にもしっかりと確認しておきましょう。
この記事の目次
非投資型クラウドファンディングの場合
それではまず、若者や年配の方まで幅広い世代に人気のある非投資型クラウドファンディングでの返金トラブルと対策から見ていきましょう。
非投資型のプロジェクト成立失敗による返金トラブル

この“非投資型”とは「震災復興などの寄付を目的とした寄付型」と「新しい商品やサービスの開発などを目的とした購入型」の2タイプに分かれているクラウドファンディングで、プロジェクトが成功してもリターンとしてお金が発生しない代わりに商品や特典を受けることが出来ます。
しかし、この非投資型クラウドファンディングでは気軽に資金を集めることができるという事から多くの利用者が資金の募集を行っており、よほど共感が得られるプロジェクトでなければ目標金額の達成に失敗するというケースも珍しくありません。
よって資金を提供したからと言って必ずしもプロジェクトが実行されるという訳ではなく、目標金額に達成することなく終了し「お金が返ってこない」というトラブルに発展する可能性も高いというリスクが生じてしまうのです。
もしもそうやってプロジェクトが失敗して実行に至らなかった場合、本当にお金が返って来ないの?
次の項目では、そのようなトラブルに発展しない為の対策について紹介して行こうと思います。
非投資型クラウドファンディングの返金トラブル対策
プロジェクトが失敗して実行されなくなった場合の返金対策として挙げられるのは返金の制度がある分配方法を選ぶことです。
非投資型の分配方法
プロジェクトが目標金額に達成した場合のみ資金調達が行われ、もし目標金額を達成できなかった場合には支援金が全額返金される。主に商品開発の資金調達などに多く見られる分配方法。
プロジェクト目標金額の達成に関わらず実行され、返金はない。主に震災復興の支援や貧困の国に済む子ども達に物資を届けるなど見返りを求めない目的の場合に利用される。
このように非投資型は分配方法によって返金の保証が「ある場合」と「ない場合」に分かれます。その為、返金保証がある「All or Nothing 型」を選ぶことで比較的安全に出資が行えると言えるでしょう。
資金を提供した後に返金がない分配方法だったということにならないように、運営サービスやプロジェクトを選ぶ前には“必ず分配方法を確認する”という事を心がけるんじゃぞ!
投資型クラウドファンディングの場合
それでは次に資産運用としても人気の高い投資型クラウドファンディングで、支援したファンドが目標金額の達成に失敗した場合の返金トラブルについてお話したいと思います。
投資型でのファンド成立失敗による返金トラブル

“投資型”とは「高い金利を得ることが出来る融資型」「プロジェクトの成果に対して報酬が発生するファンド型」「非上場企業の株を購入できる株式型」の3タイプに分かれたクラウドファンディングで、リターンとしてお金が発生するのが特長です。
この投資型で募集を行っているファンドが人数や金額が集まらず失敗した場合、返金トラブルが発生するんじゃない?
その心配はありません。
その理由として、投資型では基本的にファンドが成立しなかった時点で振り込まれたお金は支援者の口座に返金されるという制度が設けられているからです。
よって「運営会社が倒産する」「貸付先の企業からの返済が滞る」などよっぽどの事が起こらない限り返金トラブルが発生するということはなく、比較的安心してファンドを支援することが可能となるでしょう。
ここで紹介したオーナーズブックは不動産のプロが安全性を重視して選んだ担保を全案件に設定。担保のLTV率は80%を目標に設定されてきるため、万が一貸し倒れが起こっても損失を取り戻せる可能性が高いという安全性が魅力的な営業者です。
また、運営会社のロードスターキャピタル株式会社は2012年の営業開始以来、黒字経営を続けています。このことからも財務状況が安定しているという面で、信頼性が高い業者としてもおすすめです。
投資型の場合、返済トラブルより怖い「会社倒産」「貸倒れ」などのリスクがあるため、極力それらのリスクを軽減するための取り組みに力を入れている営業者を利用することがポイントと言えるでしょう。
まとめ
今回はプロジェクトやファンドの目標金額が成立せず失敗に終わった場合に起こりうる返金トラブルについて書いてみました。
「このプロジェクトは絶対に実行できる!」と思い資金を提供しても、日数の経過と共に人気も下がりプロジェクト成立失敗という事態が発生することも十分あり得ます。
従ってそのような事態が発生し、返金トラブルが起こることのないように今回紹介した内容を頭に入れてクラウドファンディングを楽しんで下さいね!
コメントを残す