
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)業界で今一番話題になっている会社といえば、オーナーズブックを運営するロードスターキャピタルではないでしょうか。
ロードスターキャピタルは、2017年の9月末に東証マザーズに上場を果たしました。今や飛ぶ鳥を落とす勢いとも言えるこのロードスターキャピタルですが、必然的にオーナーズブックにも注目が集まっています。
そこで、今回の上場を受けて、今後オーナーズブックに投資をするにあたりどのような利点があるのか私なりに考えてみました。
この記事の目次
ロードスターキャピタル上場で見込める利点は?

さらに多くの投資家が集まると予想
運営会社であるロードスターキャピタルの上場によりオーナーズブックの知名度も上がるので、オーナーズブックの社会的な信用度も大幅に上昇するでしょう。そうなれば、ソーシャルレンディングで投資を始めようと思ったときに、最初にオーナーズブックを選択する投資家が増える可能性も高くなります。
投資家が集まれば当然オーナーズブックの案件にも資金が多く集まるでしょう。現時点でもすでに人気過ぎて投資できないこともあるので、さらに人気が加速すると考えられます。
資金が集まることで事業を幅広く展開できる
ロードスターキャピタルにとって直接的なメリットは、上場することによって株主から資金を集めることができる点です。会社に資金が集まってくると、もちろんその資金を元に様々な事業を展開することも可能になります。それと同時に、現在行っている事業に対して更なる強化を図ることも可能になるでしょう。
ソーシャルレンディングに関しても幅広い営業活動が可能になり、様々な種類の案件を提供したり、さらに良い条件の案件が出てくるようになるのではないかと期待できます。会社組織がしっかりとしたものになれば倒産する可能性も低くなるし、投資家もより安全性の高い案件への投資ができるようになるでしょう。
コンプライアンス面での信用にもつながる
ロードスターキャピタルが東証マザーズに上場したということは、会社に対し上場企業としての規律ある行動が求められるということです。
もちろん、違法行為に手を染めたり社会的な規律を乱すような行為は言語道断ですが、万が一の不祥事で営業活動になれば、信用を失うだけでなく上場廃止になることもありえます。このように、上場企業として社外からも注目が集まることで、必然的に社内のコンプライアンス体制も厳しくなり、より信頼できる企業となるでしょう。
同時に、オーナーズブックの運営会社であるロードスターキャピタルが規範的な企業として成長していくことは、運営会社の信頼性が求められるソーシャルレンディング業界全体の信用にも繋がります。オーナーズブックには、何かと問題が騒がれることもあるソーシャルレンディング業界の指標となってもらいたいものです。
運営会社の規模が大きいほど信頼性も上がる
ロードスターキャピタルに関しては、上場以前から公式サイトで会社の業績経営状態についての資料が掲載されていましたが、上場企業は株主総会で会社の業績を正確に発表する必要があります。

このロードスターキャピタルが発表した資料を見てもらうとわかるのですが、ロードスターキャピタルの売上におけるソーシャルレンディング事業の比率はほんのわずかだということにお気づきでしょうか。
これはどういうことかと言うと、ロードスターキャピタルにはソーシャルレンディング事業以外にも確固とした収入源があるということ。つまり、万が一ソーシャルレンディング事業であるオーナーズブックがうまくいかなくなっても、運営会社であるロードスターキャピタルが倒産することは考えにくいと言えるでしょう。
今後は東京以外の案件も増える予定
ここまでで上げてきた利点を裏付けるように、今月10日にオーナーズブックでこれまでなかった新規案件が発表されました。
その案件は「京町屋再生事業」。これは、今まで東京23区を中心とした案件を提供してきたオーナーズブックが全国展開の第一弾として取り扱うものです。
東京23区の案件ではありませんが、もちろん今回の案件も担保不動産の流動性が高く、万が一借り手に問題があったとしても資金回収できると判断された案件を厳選しています。
この案件はやはり投資家にとっても関心が高く瞬殺だった模様ですが、今後も京町家再生事業の案件を募集していくようなので、今回投資できなかった方は次の案件に期待しましょう。
ロードスターキャピタルの展望まとめ

今回のロードスターキャピタルの上場は、私を含めた多くのソーシャルレンディング投資家にとって喜ばしいことだったと思います。
まだまだ日本で知られるようになって日の浅いソーシャルレンディング。しかし、ロードスターキャピタルのような上場企業がどんどん出てくることでソーシャルレンディングの知名度が上昇し、より安全性の高い投資ができるとして業界全体が盛り上がることを期待したいものです。
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